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異世界で始まる英雄伝説  作者: 松原太陽
封印の扉と鍵
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星華の過去~生活~

 リアお姉ちゃんと出逢い、一緒に暮らしはじめてはや半年が経っていた。

 リアお姉ちゃんは普段から森の警備を兼ねて狩りや木こりなどをしているの。

 最初の頃、私は家の中でリアお姉ちゃんが帰ってくるのを待つばかりでやることといえば外の景色を眺めるか私の側に落ちていたレガースの手入れをして眺めるの眺めてはかりの暮らしをしていた。でもリアお姉ちゃんが帰ってきた時は面白かった今日の出来事やこの世界のことなど沢山の話をしてくれた。その時だけなら私も楽しかったのだがどうしてもリアお姉ちゃんのいない間は退屈でつまらないものだった。

 そこで私はリアお姉ちゃんが出掛けている隙をついてちょくちょく家の周辺を散歩していたわ。

 一ヶ月ぐらいそんな生活をしているとき自分の足に妙な違和感を抱き出したの。何て言うかこう力が湧いてくるような前に比べて脛の辺りが硬くなってるような気がしたの。そこからだろうか私の生活がまた変わったのは。

 このことをリアお姉ちゃんに詳しく話した結果、私は初めてレガースを装着した状態でリアお姉ちゃんの仕事を手伝うという名目で一緒に外に出たのだ。

 最初は木こりの仕事を手伝うことにした。

 「この木でいいかな? 星華この木で試してみたら?」

 木の太さてきには人一人分だ。

 「う、うん。よ、よ~し」

 軽く深呼吸をし、心を落ち着かせた私は怪我するかもしれないという恐怖心を振り払い勢いよく木を蹴るとまるで豆腐を切ったかのように足で木を切り倒したのだ。

 「す、凄ッ!」

 今更だが何で私は木を足で倒せると思っていたのか分からなかったのだがもしかしたらレガースを見ていたら何故か自分がこれを着けて木を薙ぎ倒すイメージが流れ込んできたからなのだろうか。だがこれがきっかけで私はリアお姉ちゃんと一緒に外に出掛けることが出来るようになったのだ。

 そして月日は流れ、私の運命を大きく変えたあの事件が起きたのだ。

 

 

 

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