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異世界で始まる英雄伝説  作者: 松原太陽
封印の扉と鍵
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特訓中

 「フッ! ハッ! セアッ!」

 心結から借りた割りと重めの剣を使い僕はフレデリカ師匠から教わった三日月流の基礎練習をしている。

 ミカと心結は暇なのかその基礎練習を近くの切り株に座り見ていた。

 「フッ! ハッ! セアッ!」

 「へぇ~かなり変わった素振りね」

 「えっ? そうかな?」

 三日月流の型は受けの型なため確かに素振りもおかしいのかもしれない。

 まぁ相手がどう攻撃するのかを予想してそれを返すというのを繰り返しているのだから見た目はやっぱりおかしいのかな?

 「でも素振りはあれでも実戦になると凄いんですよ」

 「へぇ~そうなんだ」

 二人が楽しそうに話すなか僕は受けの型の素振りを止め三日月流抜刀術の素振りに替える。

 「おぉ~なんだろうその素振りはさっきの素振りよりもしっくりきてる感じがする」

 「まぁ・・・・・・これは教えてもらったものじゃなくて自分で考えたものだからね」

 「ふ~ん」

 それが会話の終わりかのように黙る心結にミカ。静かになった空間のなか聞こえるのは森のざわめきと空の切る音だけ。

 そんななか素振りを一通り終えた僕はここまで来る途中にアルナールから聞いたもう一つのやるべきことをやるために剣をだらんと下に構え心を落ち着かせ、あの声との対談を試みるのだった。

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