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魔女が哭く、賢者はスープを飲む  作者: リンゴとタルト
第2章 太陽の咲く祭り

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6.廻る小路の最果てに1

 花の乙女であるモニカの一日は非常に忙しい。


 定期的な精霊の見回りの他にも、突発的に生じた精霊についての相談がひっきりなしである。このフルクートでは精霊のお困りごとはいつも絶えない。そのせいでモニカもしょっちゅう街中を駆け回っている。それでも空いてる時間があれば兄の営むパン屋を手伝う。それがモニカの日常だった。


 そんなモニカも今日ばかりは朝から自室で待機していた。

 普段使っている小さなテーブルに花を添え、香りも色味もいいお気に入りのハーブティーも用意した。椅子に座って窓から外を眺めるモニカは何度も頻りに髪を撫で付けたり、滑らかに整えて艶を帯びた爪に触れる。


 時折、席から立ち上がると鏡台の前で服装や髪型を確かめた。身嗜みのチェックには余念がない。

 服装にはいつも気を使っているけれども、今日は一層時間をかけて選び抜いた。清潔感があって可愛くもあるのは当然で、その上で大人びた印象を与えるためにさりげなく肩が見える服装に挑戦してみた。トレードマークの向日葵のカチューシャは赤い髪に見事に映えている。


 今日は大事なお客が来る予定なのだ。だから今日の時間を空けるために積み重なる仕事をなんとか調整して、予定の時間より随分と前からお化粧もお洒落もばっちり決めて待っているのだ。

 だがそれも随分と前の話。


「来ないなぁ・・・」


 お昼頃には来ると聞いていたのに約束の人物は一向に現れる様子がない。

 そろそろ午後の2回目の鐘が鳴る頃合い。人々が仕事を切り上げて帰り支度を始める時間だ。


 モニカはテーブルにぐったりと寝そべる。

 こうなるのなら、まだパン屋で売り子でもしていた方がマシだったかも知れない。せっかく気合いを入れて準備をしていたのに何の連絡もなくほっぽり出されるなんてあんまりだと思う。けれど、そんな無責任なことをする人ではないはずだった。


「何かあったのかなぁ・・・」


 ころんと頭を動かし、窓から空を見る。

 ぐったりと伸ばした手の中で『とっておき』の口紅を転がす。塗ろうかどうかと散々悩んだ末に止めたのだ。あざと過ぎる気がして踏ん切りがつけられなかった。


「どうしようかなぁ・・・」


 このまま待ち続けるか、今日はもう来ないとすっぱりと割り切るか。さっきからずっとモニカはうだうだと悩み続けている。

 最近、迷うことが多い気がする。疲れが溜まりすぎているのだろうか。無理をしていないとは言えないが、まだまだ耐えられる範疇だと思っていたのに。時間があると無駄に考えてしまうのも良くないのかもしれない。


 悩んで決められずに半ば思考を停止していたモニカに微睡みがやってきた頃、騒がしさが耳に届く。モニカは勢いよく上半身を起こした。

 そこにモニカを呼ぶ声が混ざっていたのをモニカは聞き逃さなかった。


「わかった!すぐ行く!」


 花の乙女の仕事、それも切羽詰まった声を聞くにおそらく急用だ。

 モニカは手に持っていた口紅を服のポケットに突っ込むと、いつものケープと日傘を手にして駆け出した。その横顔にはもう迷いはなかった。






 工房の作業台に並べられた白い編み紐を見て、ヘレニウス家のメイドが感嘆の息を吐く。


「さすがの手際ですね。3級錬金術師の名は伊達ではありませんか」


「まあね。D類くらいなら材料さえあればさして時間はかからないよ」


 使った材料の端材や道具を大雑把に片しながらアルマスは大したことのないように応える。ヘレニウス家から届けられた素材を使って恙無く錬成が終わったところだった。実際アルマスにとってはこの程度の錬成は片手間でできるレベルだ。


「いえ、それもですが、なにより質です。これほどの出来の品はあまりお目にかかれませんから。もしかすると()()()()なのではないですか」


 アルマスは錬金術の後片付けを早々に切り上げる。丁寧に道具の手入れをしている時間が勿体ないからだ。後々に支障が出ない程度に片しておけば今はそれでよかった。


 自身の作った『白い標』を手に取ったアルマスは首を横に振る。白く輝く糸が細かく編み込まれた紐のような見た目をした魔具を作業台の上に戻す。


「まさか。せいぜい()()とか()()くらいじゃないかな。スピード重視で幾つか手順を簡略化したからね。こんだけ手を抜いたら当たり前だけど」


「・・・・・・それでこれですか。二等品質だって市場で見るのは稀な一級品扱いですのに。お嬢様が貴方様を特別扱いする理由も納得できます」


 メイドからの賞賛の言葉にアルマスは肩をすくめる。

 褒められて悪い気分ではないが、些か大袈裟に感じた。アルマスの認識ではこの程度の出来はむしろ『失敗作』に近い。


「ですが、1つ気になることがございます。これだけで足りるのでしょうか」


 アルマスの作った『白い標』は5本だった。

 メイドの指摘した点は決しておかしな話ではない。通常、『白い標』を使って人捜しをする場合、距離や場所にもよるが、20本から30本は必要とされるのが常識だからだ。一度に50本以上も消費したという話もさして珍しくはない。


「問題ないよ。数は質で補うことにしよう。そこらで売られている五等なんかとは違うところを見せてあげるよ。それにさ、一度に作るのはこの数が限界だったんだよね。さすがにもう一度錬成するのは時間が掛かりすぎるし」


「そういうことなら承知しました。・・・・・・しかし、一般的には五等品質も十分良質な部類ですよ」


「あー、そうだっけ?」


 必要な魔具があれば大抵自分で作ってしまうアルマスには他の錬金術師の作った魔具を買う感覚があまりない。知識的にはわかっていたつもりでも世間の感覚とはズレていたようだった。


「いえ、失礼いたしました。こんなことを話している場合ではありませんでしたね。では、急ぎ移動いたしましょう。いなくなった子どもの家族の元へお連れいたします」


 『白い標』という人探しの魔具は誰でも彼でも探し出せるわけではない。その使用には条件がある。重要なのは『探す人』と『探される人』の関係性だ。探す側が抱く相手への想いが強いほど効果が増す。疎遠な関係であれば幾ら質の高い『白い標』を使っても永遠に見つけることはかなわない。

 だからこそ、このメイドは姿を消してしまった子どもの親のもとへ行こうとしているのだ。


 メイドが馬車を呼ぼうと他の使用人に声をかけようとするのをアルマスが静止する。


「その必要はないよ。これは俺が使うから」


「それはどういう意味でしょうか。ポルク様が(くだん)の子どもと親しい関係にあるとは伺っておりませんが」


 アルマスの発言の真意を測りかねているメイドにアルマスはあえて言わないでおいた事実を告げる。その事実とはもちろんリーリヤも『精霊の小路』に入り込んでしまっていることだ。


「そういえば馬車の中で言ってなかったね。ほら、さっき俺がティアのとこに連れて行った女の子がいただろう?実を言うとね、彼女もあっち側に()()()()()んだ」


「はぁ・・・・・・?いえ、ですが、お連れ様というとあの白いサマードレスを着られていた女性のことですよね。あの、その、失礼ですが、あの方はどう見ても・・・・・・」


「うん、子どもじゃないね」


 アルマスが頷くとメイドは大きく目を見開いた。


「そ、そんなことが・・・・・・?俄には信じられません」


「でも、事実だよ」


 メイドはまだアルマスを疑っている。

 だが、この状況でアルマスがそんな嘘を言う意味などない。メイドもまたその考えに至ったようだった。


「それが事実であれば余計に5本では足らないのでは?貴方様の魔具が一流なのは存じておりますけれども、どう見ても2人も探し出せるほどの量があるようには見えません」


 メイドの疑問ももっともだ。だが、それについては既に答えが出ているのだ。


「いや、それも大丈夫。きっと一緒にいるはずだ」


「なにか根拠がお有りになるのですか?」


「そんなところだね」


 アルマスは先ほど鉢合わせた老婆のような声をした影の主を思い出す。

 別れ際に放たれた一言、あれはきっとそう言う意味だ。リーリヤといなくなった子どもは一緒にいる。そして、影の主はリーリヤ以外にもあっち側に行って戻って来られない子どもがいることを知っていたのだ。それを直接言わなかったのはおそらくアルマスとの『契約』には関係がないからだろう。あの影の主にとって子ども一人の命などどうでもいいに違いない。


「状況は理解しました。ですが、1つ確認をさせていただきたく思います。あの女性は貴方様の恋人なのですか?」


「いや?」


「では、お弟子様でしょうか?」


「ぶふっ。彼女を弟子にするとか正気じゃないね。あり得ないよ」


 メイドの質問の趣旨は単純だ。アルマスとリーリヤは『白い標』の使用条件を満たすほどの親密さを持っているのかと聞いているのだ。それに対するアルマスの返答は首を横に振ることだった。


「恋人でもお弟子様でもない、と。では、ご友人でしょうか。それとも別のご関係性の方ですか?」


「さあ?なんだろうね」


 アルマスはメイドの質問をはぐらかす。

 何か言いたげな顔をするメイドにアルマスは続けた。


「君の言いたいこともわかるよ。でも、これは俺が適任だ。親が思う子どもへの気持ちがどんなものかは知らないけどさ。言っちゃ悪いけど、あっち側に囚われたということはそういうことだよ。わかるでしょ?」


 『精霊の小路』に迷い込むのと囚われるのは似ているようでまったく違う。

 子どもがあっち側に囚われるには明確なきっかけがある。それはつまり、()()()()()()()()ことだ。この世界(現実)が嫌いだと強く拒絶した子どもはあっち側から戻ってこない。


 誰かと喧嘩をした、一人で寂しい、理由は何でも考えられる。けれども、その多くは親との不和が原因だ。大人にとっては些細なことでも、子どもにとっては世界が壊れるような衝撃を受けることもある。

 いずれにせよ、親子の間に何かしらの問題を抱えているから現状があるのだ。


「だったら、俺の方が確実だ。わざわざ移動する手間もない。どうかな?まっ、納得してなくても勝手にやるから」


 そう言って『白い標』を1つ手に取るとそのまま自分の右手首に巻き付けようとする。しかし、片手では上手く結びつけることができない。

 紐の端っこを口で咥えようとしたところでメイドが無言で手を貸してきた。どうやら腑に落ちてはいないまでもアルマスに協力はするようだ。


「準備ができ次第、行こうか。ティアは後から合流かな」


「はい。その手筈となっております」


 メイドの助力を得て手首に巻き付けた『白い標』をアルマスはゆっくりと撫でさする。目を瞑り、リーリヤのことを想像する。

 柔らかそうな亜麻色の髪。生来の勝ち気さが感じられる宵闇色の瞳。近頃ぷにぷにとしてきたことを地味に気にしているが、まだまだほっそりとしている華奢な体型。未だ街の生活に馴染み切れておらず、相変わらずのへっぽこ具合なのに意地を張って空回ってばかりの性格はリーリヤの要領の悪さをこれでもかと示している。そこがリーリヤらしくてアルマスは自然と口元が弧を描く。


 すると『白い標』はすぐに反応を示した。力を入れていないのに、くいっと手首を引かれる感覚がしたのだ。


「よし、こっちだ」


 引っ張られる力に逆らわずにアルマスは歩き出す。ちょっとでも抵抗するとこの魔具はすぐに切れるから注意が必要だ。そうでなくても一定距離を進めば、摩耗して勝手にちぎれる。人一人を探すにも数が必要な使い捨ての魔具なのだ。


 隣を歩くメイドが目を伏せながら心配そうに言う。


「もう三日、ですか」


 リーリヤではなく、商家の小さな子どもが消息を絶ってからの日数だ。


「危険域だね」


「ただの迷子や失踪とはわけが違います。3日も囚われれば普通はもう・・・・・・」


 言葉を濁すメイドに、アルマスははっきり言う。


「そうだね。死んでいてもおかしくない」


 それでも彼女が一緒ならまだ間に合うかもしれない。今はそう信じてやるべきことをするしかないのだ。






 目の前にはどこまでも広がる美しい花畑。

 穏やかに吹きすさぶ風に花びらが舞い、リーリヤの視線を奪う。


「ねえねえ。みてみてっ。あははっ」


 無邪気に駆け回る女の子が手を振り回すと、どういうわけか風と共にたくさんの花びらを舞い上がる。


「もうなんでもありよね」


 その光景にリーリヤは力なく花畑に座り込む。

 『ぬいぐるみの洋服屋さん』を手伝わされたかと思ったら、女の子が突然ピクニックをしようと言い出したのだ。そして、またもや手を引っ張られながら店を出たら、もう既にこの花畑となっていた。お店に入る前は街中の広場だったはずなのにその名残はどこにもなかった。


 妖精の力を使ったとしてもここまで自由にはできない。本当にこの世界はなんなのか。リーリヤの疑問を余所に遊んでいた女の子が戻ってくる。左右それぞれで女の子と手を繋いでいるのは、あの動くぬいぐるみだ。たった2体だけとはいえ、リーリヤ達に付いてきたようだった。


「おやつのじかんにしましょ」


 一頻りはしゃいだ女の子の一声に合わせてぬいぐるみ達が準備をする。


「クッキーに、ケーキに、あとおちゃもあるの」


 広げられた敷布の上で女の子はぬいぐるみ相手にピクニックをしている。青いエプロンをしたウサギのぬいぐるみが父親役で赤いエプロンのウサギは母親役らしい。ぬいぐるみ達はお茶の準備をしたりと甲斐甲斐しく女の子の世話を焼いている。なんでぬいぐるみが動いているのかはもう考えないことにした。

 因みにリーリヤは花畑にそのまま座っている。女の子に乗っちゃ駄目と言われてしまったので仕方がない。


「お姉ちゃんはかぞくじゃないからそっちね」


「はいはい。わかったわよ。・・・・・・はぁ。この子結構傷つくこと言うのよね」


 花々の上で膝を抱えるリーリヤはぬいぐるみ達と家族ごっこをする女の子の姿に独りごちる。


「虚しくならないのかしらね」


 口にしてからリーリヤはしまったと思った。

 あまりにも無神経な発言だったからだ。

 もしかしたら女の子はリーリヤみたいに両親がいなくて、寂しさを紛らわすためにぬいぐるみを話し相手にしているとも考えられるからだ。

 きゅっと唇を尖らせた女の子にリーリヤは慌てて言い直そうとする。


「い、今のは言葉の綾という奴よ。本当は違うことを言おうとしたの。ええ~と、ね」


「『むなしい』ってなに?」


 どうやら女の子は言葉の意味がわからなかったようだ。


「え?うーんと、そうね。『虚しい』ってどういう気持ちかって説明するとなると難しいわね」


 意味が伝わっていなくて、ほっとしたのも束の間、リーリヤは頭を悩ませる。

 本当はうやむやにしたいところだが、女の子からの『教えて!』という視線が強い。そんなに食いつかなくてもいいのにと思う。それに説明をしてしまえば、女の子を傷つけてしまうかもしれない。


 うんうんと唸っている間も興味を失わなかった女の子を見て、結局リーリヤは話すことにした。女の子はちんまりとした見た目からして5歳くらいだろう。どうせ説明したところで意味なんて理解出来やしないと判断したのだ。とりあえず適当に話せば満足するはずだ。


「虚しいって言うのはね、空っぽとか、満たされないとか、まぁ、そんな感じの意味よ」


「んん~?わかんない!もっとわかるようにいって!」


「ええ?もう、面倒くさいわね。じゃあ、具体的に言うわよ。聞いてから泣いたりしないでよね」


 リーリヤは女の子の側でクッキーを皿によそっているぬいぐるみを指差す。


「そのぬいぐるみは本当の家族じゃないでしょ。それなのにそんなおままごとをしてて、心にぽっかりと穴が開いた気分になったりしない?そういうことよ」


 リーリヤは言ってからまた後悔する。

 小さい子に物事を教えるなんて慣れないことに、つい率直すぎる言い方をしてしまった。どうしてこう上手い具合に言葉を選べないのかとリーリヤはもどかしさに唇を噛む。

 しかし、幸か不幸か、今回もその心配をする必要はなかった。


「え?ぬいぐるみ?」


 女の子は目を瞬かせてリーリヤが指で示した先にいたぬいぐるみを振り向く。


「ほんとだ。ママとパパじゃない」


「何を言ってるの?そんなの当たり前じゃない」


 冗談を言っているようには見えなかった。女の子は本気でぬいぐるみを不思議がっている。

 その様子にリーリヤはぞっとした。

 まさかぬいぐるみが本物の両親に見えていたとでもいうのだろうか。


 リーリヤは急に風が冷たく感じた。それなのに汗が頬を垂れる。のどかなはずの花畑がリーリヤに不穏な気配を予感させる。


「パパ、ママ。・・・・・・おうちにかえりたいよぅ」


 そう呟くと女の子は徐に立ち上がる。

 同時に忙しなく動いていたぬいぐるみもぱたりと倒れた。まるで自分がぬいぐるみであると思い出したかのようにまったく動かなくなる。


「ち、ちょっとどうしたの?大丈夫?」


 立ったまま微動だにしない女の子が心配になったリーリヤは俯く女の子の顔を覗いてぎょっとした。

 あんなにも血色が良く、健康的に見えていた女の子は、顔色が土気色になって、げっそりとやつれている。明らかに異常だった。


「本当にどうしたの!?ねぇ!?」


 リーリヤの声かけにも一切反応してくれない。

 女の子は虚ろな表情でふらふらと歩き始める。止めようと肩を掴んだが、恐ろしいほどの力で振りほどかれた。


 尻餅をついたリーリヤは手に触れる()()()()()感覚に驚く。あれだけ咲き誇っていた一面に広がる花々の全てが萎れ、そして枯れていく。


 リーリヤ達の側にはいつの間にか2つの白い柱が出現していた。柱にはそれぞれ美しい乙女のレリーフが彫られている。生きた人間と見紛うほどに精巧な造りをしていた。柱に刻まれた美貌の乙女達の表情はどれもが悲痛の色に染まっている。

 なにより、その柱の間には先が見通せないくらいの闇が広がっていた。近くにいるリーリヤにも闇の先がどこに続いているのかはまったくわからない。


「あっ。待ちなさいってば!」


 リーリヤの制止は意味を為さず、女の子は一人暗闇に飲み込まれていく。


「どうしよう。何が起きてるの?どうしたらいいの?」


 それに答えてくれる人はいない。

 とにもかくにもあんな状態の女の子を一人にはしておけない。リーリヤは覚悟を決めると女の子を追いかけることにした。


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