第1話 始まり
始めて小説書いてみたので分からないところだらけですがよろしくお願いします!!
気分屋なので色々変わりやすいかもです(--;)
湖の睡蓮が輝く。
湖のほとりで1人の少女が見つめていた。
そっと睡蓮に触ろうとすると、
「レイ〜!」
遠くから私を呼ぶ声がする。ふっと振り向くと、イビーが私に声をかけてきた。
触ろうとしていた手を止め、今度はなんの用やらと考え
「どうしたの〜!イビー〜!」
と応えた。するとイビーが
「貴方を呼んでいるの〜!」
と応えた。誰が呼んでいるのか私には分からない。イビーが?それとも他の誰かが?イビーはいつも主語が足りない。
「一体誰が私を呼んでいるの〜!!」
そう問いかけると、
「村長が〜!あ、いや、村の人達?なのかな……?」
とあやふやに応えた。よく分からなかったが
「すぐ行く」
と言った。
イビーの所へ向かう途中、もしかして、何かやらかしてしまったのかという不安がよぎったが、イビーの様子を見る限りそんなのことではないようだった。
するとイビーが
「私もどうしてレイを呼んでいるのか分からないの」
と困り笑いしながら言った。彼女が言うには花を採っていたら急に私を呼んできて欲しいと言われたらしい。
そして村の集会所に着く。着くと何やら儀式の用意がされていた。私は周りの状況が飲み込めず混乱していた。
「もしかして、私なにかの用意すっぽかしちゃった?」
そうイビーに聞くと
「いや、私もよく分からないや。儀式なんてあったっけ……?」そう問いかけるイビーの目には少し涙が浮かんでいた。きっとイビーにもよく分からないのだろう。仮になにかの儀式があったのだとすれば、彼女の様子を見る限り私と同じくすっぽかしてしまったのだろう。だから怒られるのではないかと不安になっているのだろう。
私は彼女の肩に手をかけ、
「仮に何かをすっぽかしてしまって叱られるんだったら、一緒にとことん叱られよう」
そう笑いながら言った。するとイビーの顔は明るくなり
「そうだね、レイと一緒なら怖くないかも!」そう言った。すると急に
?「いやぁぁぁあ!!お願い!お願いです!うちの娘だけは……!お願い……お願いよぉぉお!」
何やら揉めているらしい。でも聞き覚えのある声。一体……
「なんの騒ぎだろう、」
イビーがそう言った。
「私にも分からない……」
急に不安が襲ってきた。これから一体何が起こるのか。
そしてあの聞き覚えのある声は母の声だ。
私のことを話していた。一体私に何が起こるのか。
身体中に心音が走る。
私もイビーも15歳。生まれた時から村に住んでいるにもかかわらず村のことがよく分からない。
色々考えていると急に集会所のドアが空いた。
(バンっ)
イビーも私も思わずビクッとなる。
村長が入ってきた。そして後ろには村長を止めている母もいた。村長は私を見るなり、
「申し訳ない。本当に申し訳ないのだが、村のしきたりだ。」
そう言って私の腕を掴んだ。
母はその場に倒れ込んだ。母の目は腫れていた。相当泣いたのだろう。私の身に何が起こるのか。全身に鳥肌が立った。するとイビーが
「村長!レイをどこに連れていくのですか!?レイのお母さんもこんなになって……。一体何をする気なんですか!?」
と聞いた。村長はレイに言った。
「知らない方がいいこともある。」
それだけ言って私は村長に引っ張られ集会所の奥の部屋へと引っ張られた。私はよく分からない恐怖心で動くことができない。いつも優しい村長が今日は怖い。
奥の部屋へ着くと目の前には巨大な銅像があった。
神様では無い。鬼の銅像だ。
あまりの恐怖のあまり、私は問いかけた。
「村長……。これから私はどうなるんですか……?」
すると村長は
「死にはしない。ただ……」
村長は言葉を詰まらせた。
咄嗟に私は問いかける。
「ただ……??」
村長はそのまま私を村の人達と銅像の近くに私を縛り付け置き去りにしてどこかへ行ってしまった。
村長も村の人達もいつもと様子が違い怖かったが、1人になった瞬間の方が怖く、恐怖で叫び声すら出ない。
私はこれからどうなってしまうのか。そして村長が言った、死にはしない。という言葉が気になった。死にはしないとは?じゃあ、私はどうなってしまうのか。そんな不安が頭によぎった。考え事をしているとそのまま眠ってしまった。
呼んで頂き本当にありがとうございます!
書くの初めてで本当に不慣れですが、これからもよろしくお願いします!