プロローグ
昔々、長き戦乱を終え、世界が統一された大帝国時代。
大帝国を築き上げたとある種族は、強大な力によって全てを支配した。
その種族はのちに『メノールターナ』と呼ばれ、恐れられる存在となる。
彼らは土地や財宝などありとあらゆるものを手に入れ、至福を肥やしていく。
一方、ヒューマンや他の種族達は『メノールターナ』に逆らうことができず、苦しい生活を強いられた。
だが、そんな世界は長く続かなかった。
強大になり過ぎた力は暴走を始め、遂に亀裂を生み出した。
やがて、彼ら『メノールターナ』は同じ種族の中で争いを始め、大きな戦乱を引き起こす。
大きな力を持った同じ種族の衝突は苛烈を極め、巻き込まれた他の人々からしたらそれは地獄絵図そのものだった。
しかし、その争いも時が経つと共に終息し、結果相討ちとなって『メノールターナ』は滅ぶ。
『メノールターナ』は滅ぶ前に最後の力で大帝国中にダンジョンを残した。
自分達が隠し持っていた全ての財宝をそこに封印する為だと言われている。
そして1000年以上が経った今、ダンジョン周辺は攻略を目指す冒険者達で賑わい、活気に満ちている。
伝説となったこの話は、時代と共に風化されつつあり、本当の話だったのかさえ知る者はいないだろう。
ただ、ダンジョンとその中に眠る財宝の存在だけが、この物語が現実に起きた出来事だと言うことを物語っているのだった。




