閑話、領主の話
(〃´ω`〃)
私はこの領を管理している領主だ。
今、ある手紙を読んでいる。
手紙にはあの建物を建てた経緯、今後の活動方針、お土産の内訳が書いてある。
手紙の内容は簡単にまとめると一度会ってから話して、今後仲良くしましょうと言う内容だった。
あらかじめ調査隊に聞いた話しではかなり友好的な人であると聞いていたこともあり、この手紙が嘘ではないことはわかっていた。
だが、領主として素直に信じるべきなのか悩んでいる。
まとまるものもまとまらない状態なので、お土産としてもらったワインを開ける。
我が家の執事があらかじめ毒味をしてくれて、ものすごく絶賛していた。
日頃は無表情の男が、目を見開き驚愕した顔で饒舌に語りだしだすほどだ、期待は高くかなり楽しみにもなる。
口に含んだ瞬間、あまりにもうますぎて脳に破城槌を打ち込まれたかのような衝撃を受け、ブドウの芳醇な香りに見も心も満たされ、一瞬気を失いそうになった。
「つっ!なんだ!このワインは、うますぎる。これでは今まで飲んできたワインがこのワインとの落差に飲めなくなるぞ!!」
驚愕している後ろで私より先に飲んでいるからなのか自分の手柄のように自慢気に執事がうなずいている。
少し腹立つ。
腹立っても仕方ないので執事に妻と娘を呼んで来てもらうよう指示を出す。
ワインを飲みながらしばらく待ってると妻と娘がきた。
「とうさま、お呼びでしょうか?」
可愛私の娘と愛する妻が入室してきて、ワインの影響もありいつもより微笑んでしまったが、妻たちもワインを飲んでいるのに気づき、触れないでくれた。
「二人とも魔の森一体と死霊山が消えて城壁ができたのは知ってるな?そこの主が友好の印に私達にお土産をくれたのだ。安全は確認してあるから、その宝箱の中身をもらってくれ」
「わ~♪なにこれ~かわいい~」
宝箱を開け、娘がぬいぐるみを持ち上げ喜んでいる。
妻もネックレスと香水を手に取り、嬉しそうだ。
「ネックレスと香水は宝箱の中にある紙に説明が書いてるから読んでおくといいぞ、ぬいぐるみは魔力を流すと動くらしいぞ、やってみるといい」
「まりょく?やってみる!!」
娘が魔力をぬいぐるみに流すと、命が宿ったかのように動き出した。
驚いて娘が手を放してしまったが、ぬいぐるみは華麗に着地すると綺麗な所作でお辞儀を娘にしたあと私達にもお辞儀して娘の足元に近づきぴょんぴょん跳び跳ねていて、おそらくだがだっこをねだっているように見えた。
なかなかかわいい。
娘も気に入ったみたいで抱えてぬいぐるみに頬擦りして喜んでいる。
妻も紙を読んで喜んでいる。
これで会って話すしかなくなった。
おそらく領民の何人かは調査隊達から話を聞いて今は遅いから行かないと思うが、明日たぶん温泉に入りに行くだろうから早めに行動しないといけない、とりあえず準備もあるから明日はいけないが早めに隊長を連れて向かうことをもらったワインを飲みながら予定を決めることにする。
「さて、どうするか‥‥‥‥」
昨日からなぜか風呂の給湯スイッチが勝手にオンになる現象が起きています。
怖いな~怖いな~
壁に掛けてある鳴子も落ちました。
怖いな~怖いな~
脈拍を計る機会が文字化けした。
怖いな~怖いな~




