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対話の方法はいくつかあったが、そのどれもが――口を用いるものではなかった。
テレパシーと呼ばれる方法で、直接、私の頭の中に彼らの声が飛び込んでくる。
「指導者か」
そう問われ、私は「そうだ」と答えた。だが、見られているように感じながらも、彼らの姿はどこにもない。
不思議に思い仲間たちに問いただしても、誰一人として答えようとはしなかった。
気がつけば、私は孤立していた。
洗面器の水で顔を洗い、自分の顔を見つめる。――これは本当に自分なのか? と訝しんだが、そこに映っていたのは紛れもなく私であり、それ以上疑う余地はなかった。
この先、どう生きていけばいいのか。
悩んだ末に残された選択肢はただ一つ――影から離れること。
私は影から遠ざかり、どこかへと向かい、姉を探す旅に出た。
それが禁忌とされているとは知る由もなく、焦燥に駆られた私は星の民に問いかけた。
私には特異能力があり、星の民と語ることができたからだ。
「どこにいる? どこへ行けば姉に会える?」
しかし、返ってくる答えはない。
星の民はただ一言、「進め」とだけ告げるばかりで、会話にはならなかった。
それでも質問を重ね、いくつかのことを知った。
星の民は姉の声を持っていること。
星の民は遥か彼方からやって来た存在であること。
そして、星の民はある人物を元に作られていること。
だが、その「とある人物」について詳しく尋ねても、答えは返らなかった。
私は北へ進もうとしたが、道は閉ざされていた。
「姉には会えないのか」と断念しかけたときも、星の民は「進め」と繰り返すばかりだった。
やがて、ひとつの憶測に辿り着いた。
――姉は星の民に導かれ、とある場所へ辿り着いたのではないか。
その疑念をサブリーダーにぶつけると、彼は怒りをあらわにした。
「確かに自分の目で、姉が影に呑まれていくのを見た」と繰り返すばかりで、ますます姉の行方は分からなくなった。
私は途方に暮れた。
――そもそも姉は、最初から存在していなかったのではないか?
そう考えた途端、気持ちがふっと軽くなった。
心が跳ねるような感覚で地下道を歩いていると、その時だった。
「止まれ」――星の民の声が確かにそう告げた。
そして、目の前に――姉がいた。




