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魔女の心の処方箋  作者: 吉本アルファ
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最終話「心の魔法と、世界の絆」

【あらすじ】 ステラ、大河、ルナは、心の魔法の研究組織と、彼らが作り出した巨大な怪物と対峙する。彼らは、人々の負の感情を具現化したモンスターを次々と作り出し、ステラたちを追い詰める。ステラは、これまでの旅で得た「心の魔法」の真実と、大河、ルナとの絆を力に変え、最後の魔法を放つ。彼女の魔法は、組織の野望を打ち砕き、世界に「心の魔法」の光をもたらす。そして、ステラたちの旅は、終わるのではなく、人々の心を繋ぐ新たな旅へと続いていく。

「心の魔法は、管理されるべきじゃない!」


ステラの叫び声が、研究組織の根城に響き渡った。


ステラ、大河、ルナの三人は、心の魔法の研究組織と、彼らが作り出した巨大な怪物と対峙していた。怪物は、人々の負の感情を具現化しており、ステラたちを追い詰める。


「お前たちの力は、世界の秩序を乱す危険なものだ。我々が管理すべきなのだ!」


組織のボスは、そう言って、ステラに降伏を迫った。


ステラは、これまでの旅で出会った人々の笑顔を思い出した。後悔を乗り越えた依頼主、憎悪から解放された故郷の人々、そして、絶望を打ち破った希望の光…


「心の魔法は、管理されるべきじゃない! 人々が、自分の心と向き合うための、希望の光なんだ!」


ステラは、ボスが作り出した全てのモンスターと、ボス自身の心を浄化するために、最後の魔法を放つ。 彼女は、これまで旅で得た、全ての人々の感情と、大河、ルナとの絆を力に変え、「世界を繋ぐ魔法」を具現化した。 彼女の掌から放たれた光は、虹色に輝き、ボスを打ち砕くだけでなく、世界中に広がり、人々の心を温かく照らし出す。


「…ああ…」


ボスは、ステラの魔法の光に包まれ、自身の過ちを認めた。 研究組織は解体され、世界に平和が戻った。


ステラ、大河、ルナは、世界の平和を守り、人々の心を繋いだ英雄として、人々に迎えられた。


「ありがとう!」


「本当に、ありがとう!」


人々は、ステラたちに感謝を伝え、彼らの旅は、これで終わったかに見えた。


しかし、彼らの旅は、終わらなかった。 ステラは、心の魔法を悪用する者がまだいることを知り、そして、人々が自分の心と向き合えるように、心の魔法を広めることを決意した。


「ねえ、大河。ルナ。私たちの旅は、ここから始まるんだね。」


「…うん!」 ルナは、笑顔でうなずいた。


三人は、新たな旅に出る。 彼らの旅は、モンスターを討伐する旅ではなく、人々の心を癒し、そして、心の魔法を悪用する者たちと戦う、新たな物語の始まりだった。 ステラ、大河、ルナの物語は、ここから、永遠に続いていく。

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