表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

3人家族のある日常

バイオレンスアンサー・夫 ②

 ある日、仲睦まじいかは別として、一つの家族が、ある健康番組を見ていた。その内容はこうだった。


「ご高齢の方が、餅を喉に詰まらせてしまいました!!この時、あなたならどうしますか!?正しい対処方を上げて下さい。」


 喉に詰まらせた餅を安全に対処する番組だった。

 それを見ていた夫は、開口一番こう言った。


「喉をキュッと締めてひとおもいに。」

「………………。」


 それを聞いた妻は、頭を抱えた。

「あなた……、何を言っているの?」

「いや、だから、苦しい時間を短縮する為に、キュッとひとおもいに……。」


 夫の答えを聞いた妻はテーブルをバンバン叩き激昂する。

「誰が安らかに眠らせる方法を伝授しろって言ったのよ!!こっちの世界に戻ってくる方法を教えろって言ってんのよ!!馬鹿じゃないの!?あなた!!娘も一緒に見てるんだから、変な事吹き込むなって、何度言ったらわかるのよ!!」


 妻に激しく叱られた夫は、平然とこう言った。


「おかしいなぁ、面白いと思うんだけどなぁ?」


 それを聞いた妻は、一言。


「あなたが思っているほど、周りは面白いとは思って無いからね………?」

ごめんなさい、


あぁ、ごめんなさい、


ごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらの方も連載しているので、よろしくお願いします。

ほのぼのほっこり子育てファンタジー、ここに始まる?

「お母さんは異世界でも強いのです。(お父さんも強いよ。)」


洞窟を探索していた四人は、ある日を境に、永遠とも思える時間をさ迷う事になる……。
地上に生還するのは、叶わぬ夢となってしまうのか……。


「一年後、宿屋で目覚めた四人は……。」
― 新着の感想 ―
[良い点]  おもしろいです。  私好みの家族もののショートショート。  しかもアホなことを考え、妻からちょっと小馬鹿にされる夫の姿。  いいてすね。  好きだから連載にして、自分も好んでたくさん書い…
[良い点] ネタとしてはこの回が一番好みです。 次回作も楽しみにしております。
2019/02/06 05:35 退会済み
管理
[一言] 3話とも読みました。 いやー、イかれた夫ですね! このシリーズは地味に私に響きました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ