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Avalon   作者: Worry
3/7

episodes 2 試験

Avalon 2話です

言い遅れましたが、試験では

殺しは御法度で、発生した場合は加害者側が処罰をうけます。

他にも地面に足以外がついて10秒経過した場合敗北となります。



『では、まずは受験番号003番の方、前へどうぞ!』


そう言って出てきたのはシルフの少女。彼女はハンドガン型の魔法銃と盾を持っている。


『貴方には1番隊の兵士と戦ってもらいます!』


そう言われて出てきたのはサラマンダーの男。彼はひと振りの槍と、腰に短剣を備えている。


「1番隊所属のウォードです。よろしくお願いします。」


「は、はい!受験番号003!ミラディです!よろしくお願いします!」



「受験番号003、ミラディか。彼女は資料で見る限りなかなかですな。」


と、ランスロットが言うと


「ランスロット。貴殿は下心を持って行っているわけではあるまいな?」


怪訝にヴェインが言うが当然のごとくランスロットは

「失敬な!?私は悪魔で成績を見て...」

「ハイハイ、そういうことにしておくニャ。それより、そろそろ始まるニャ」

講義しようとすると10番隊隊長のテトが収める


『それでは、試合開始!』


「ハァッ!!」

ミラディは盾を構えつつ、ハンドガンで的確に急所を狙い撃つ。しかし…


「フッ!」

ウォードはそれを予測し、槍を振り回し、弾をすべて弾いた。それに加え、

「αBlaze!」

炎魔法を槍に纏わせ、振り回した勢いで炎がミラディを襲う。


「くっ、まだ!αBlow!」

ミラディも負けじと風魔法を放つ。炎を吹き飛ばすことはかろうじて出来たが…


「えっ!?消えた!?」


先程炎魔法を使った際、ウォードはどこに行ったか。それは…


「後ろですよ。」


後に回り、バランスを崩させていたのだ。


「キャッ!?」


思わず転ばされ、なんとか立ち上がろうとするが


「チェックメイトですよ、ミラディさん。」


既に炎を纏った槍を突きつけていた。


「…まいりました」


『試合終了!では隊長の皆様。彼女を隊に招待を希望の際は挙手をお願いします!』


そう言って手を挙げたのは


2番隊隊長ランスロット

4番隊隊長ジャンヌ

8番隊隊長ドレッド

の三人。


ミラディは

「8番隊を希望します!」


ドレッドは喜び

「よし!俺の隊に来るからにはビシバシ行くからな!」

「はい!」


「ふん、まぁウォードがまけるなどありえはしないが、あの娘もなかなかだな。」

と、ヴェインは言う。

「やはり我が隊には『さぁ、続いては受験番号010の方、前へどうぞ!』遮られた…」

ランスロットは項垂れつつ、会場をみる。

今度は猫耳の少女。彼女は少々変わった槍を持っている。


一方、隊長達は

「あの娘、魔力をうまくコントロールできなかったはずだ。よくこの軍に入ろうと考えたな。」

と、ヴェインはいうが、それに対して


「ヴェイン、口を閉じなさい」

と、冷たく言い放ったのは11番隊隊長ユナ。


「くっ…ではあの娘を軍として受け入れるのか?そんなことしたら魔力が暴走して「てめーはだまってろよchickenおぼっちゃま」なんだと!?」

ヴェインが反論しようとするとプラックが罵倒しつつ遮った。


「あの子とてそれなりの理由があるから来てんだろうが。役に立つ立たないは試合で判断する。」


「くっ、いいだろう…」


『では、貴方には7番隊の兵士と戦ってもらいます!』

出てきたのはウンディーネの少女で細めの剣、いわゆるレイピアとハンドガンを携えている。


「受験番号010、ルナです。」

「7番隊所属、アムだよ、よろしくね」


「アムのやつ、ハンドガンの練習をしてたな。レイピアの技術力も相まって強くなってるとおもうが…」

と、プラックはいうと、

「ええ、でも、そもそもこの試合は勝ち負け云々よりも軍に入れる価値があるかを見極めるものですからね。どうなるか分かりませんよ。」と、補足するように4番隊隊長ジャンヌも続く


『それでは、試合開始!』


「フッ!」

ルナはケットシーの能力を活かして縦横無人に駆け抜けつつ

「Promote!」

攻撃力強化魔法を唱え、隙を伺う。

それに対してアムはサングラスをかけつつ銃を構え、なんと真上に撃った。

すると、発砲と同時に強い光が放たれ、

「ニャウ!?」

ルナは眩しさのあまり動きを止めてしまった。

アムはサングラスをすて、レイピアで刺す。

ルナはなんとなよけるも

「アアアアアっ!?」

右腕を刺され、まともに動かせなくなってしまった。

構わずアムは追撃しようとすると

「gravity!!」

使える左腕で槍に魔力をこめ、なんと、槍を向けた対象に過度な重力が襲いかかった。

「ウアアアアアア!?」

アムはそれに耐えきれず、うつ伏せ状態になった。そして、アムの体は限界に達しかけた所で

『し、試合終了!この試験では相手が10秒以上地面に倒れていた場合も勝利となります!勝者、ルナさん!』


「ハッ…!?アムさん!?」

「イタタ、大丈夫だよルナちゃん。でも、あーあ、プラックに褒められたかったかなぁ…」

と、そこに

「失礼、4番隊のものです。アムさん、医療室まで運びます。」

「うん、ありがとうスークくん。」

4番隊のスークと他のものがアムを医療室に運んでいった。


『…ハッ!?それでは、彼女を隊に招待を希望の際は挙手をお願いします!』


手を挙げたのは


5番隊隊長アーシュ

6番隊隊長ギル

7番隊隊長プラック

9番隊隊長セラ


「私は7番隊に希望します!」


「しかし、彼女が重力魔法を使えたなんてな…本来あれはノームでもかなりの手練にしか使えないはずだが…彼女はノームのハーフか?」

と、ギルは考えるが

「それにしたって規格外だと思うがな。まぁ、妾達が言えた立場ではないが。」

と、9番隊隊長セラは言う。


まだまだ試験は続く。そして、これはとある少年の物語の始まりでもあった…


to be continued...

魔法の説明

魔法(一部)

Blaze 炎魔法

炎の魔法。上位互換として上から順に

ΩBlaze

γBlaze

βBlaze

αBlaze

Blaze

とある。また、この魔法を一部の武器に纏わせることが可能。他にも盾を作ったり、剣の形に出来たりと凡庸性が高い。


Splash 水魔法

水の魔法。上位互換として上から順に

ΩSplash

γSplash

βSplash

αSplash

Splash

とある。また、この魔法は貫通能力を持っている。盾状にしつつカウンターといった方法もある。


Blow 風魔法

風の魔法。上位互換として上から順に

ΩBlow

γBlow

βBlow

αBlow

Blow

とある。また、仕込みの罠としても利用でき、羽を使わなくてもこの魔法で飛行可能。


Clay 土魔法

土の魔法。上位互換として上から順に

ΩClay

γClay

βClay

αClay

Clay

とある。また、この魔法でゴーレムを作ることも可能。他の魔法と混ぜることでそれによって変化したものも作れる。


Shine 光魔法

光の魔法。上位互換として上から順に

ΩShine

γShine

βShine

αShine

Shine

とある。この魔法を覚えているものは少ない為、謎が多い。


闇魔法 Doom

闇の魔法。上位互換は上から順に

ΩDoom

γDoom

βDoom

αDoom

Doom

とある。この魔法はインプにしか使えない。この魔法を受けた者は死に至ることもある。


Cure 回復魔法

自分及び味方を回復できる。上位互換として上から順に

ΩCure

γCure

βCure

αCure

Cure

とある。


Heal 回復魔法

毒、麻痺、眠り、混乱を回復できる。また、γ以上は体力回復も伴う。上位互換として上から順に

ΩHeal

γHeal

βHeal

αHeal

Heal

とある。


Revive 回復魔法

死んだ味方を復活させる。ただし、死体が腐っていたり燃えていたり無くなっていたりすると復活できない。この魔法はウンディーネ、シルフしか覚えられない。


Protect 補助魔法

自分か味方の防御力を上げる。全体魔法としてProtectionがある。


Promote 補助魔法

自分と味方の攻撃力を上げる。


Blind 補助魔法

敵の視界を眩ませる。これを受けた者はしばらく視力は回復しない


Shadow 補助魔法

スプリガンだけが覚える魔法。分身を作り出して敵を翻弄する。


Trans 補助魔法

スプリガンだけが覚える魔法。自身の強さに比例して様々なモンスターに変化することが出来る。


Bind 補助魔法

敵を拘束する魔法。自身の魔力量に応じて拘束の強さと時間が比例する。


Warp 転移魔法

自分の知っている街に瞬間移動できる。


他にもまだまだ魔法は登場します

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