表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白き勇者と黄金の女神  作者: 夢物語り
1/5

最初の出逢いは正直に言うと

怖かった・・・


私が戦場に初めて出てから5年たった時

常勝の姫将軍と言われ、さらに戦がない平穏の時には、私の髪の色と出れば必ず勝利を自軍にもたらす事から黄金の女神と言われた

そんな私が初めて負けると絶望した戦があった


突然大量のモンスターと魔族が押し寄せて来て

私は防御陣をしき押し寄せるモンスターと魔族の大群を押し止めようとした

だけど圧倒的な物量差と組織だった攻撃に

国が戦力を集めるより疲弊するスピードの方が圧倒的に早かった


ドカァン!ドカァン!


大型モンスターのトロルが棍棒で砦を破壊しようと殴打すれば、


ゴォォ!


魔族が魔法を放ち

それにゴブリンなどの低級モンスターが出来た隙をつこうと押し寄せて来る


「後どれくらい耐えれそうか!?」


「もう疲労の限界です!もちません!」


私自身も絶え間ない攻撃に限界を感じて

心に一気に絶望が広がった


「いったい突然どうしてなの!」


誰にでもなく吐いた言葉に

理由を知る者は当然いなく

だけど私に負けないくらい叫んで報告してくる声が聞こえた


「姫様!高濃度の魔力が集まってます

まるでエンシェントドラゴンが現れたような魔力です!」


「どこ!?」


ドラゴンと言えば最強の存在

全てを破壊する力に全てを防ぐ強靭な体

各種族を象徴するブレスは全てを消滅させる

そして古き時を生きたドラゴンは神のごとき存在になる

その特徴は魔力の可視化

圧倒的な濃度の魔力は体内から溢れ威圧感だけで他のドラゴンすら死ぬと言われている


「あそこに!魔族が集まっている所からです!」


「そんな!何をする気なの!?」


魔方陣が幾つも現れお互いを干渉しあい現れては消滅を繰り返している


「これ以上なにがなると言うの・・」


とても不気味な現象に私は恐怖に飲み込れようとしていた


グォォオ! オォォ!


モンスター達が雄叫びをあげ

私の兵士達は萎縮し何も出来なくなった時

彼は現れた


ゴォォン ゴォォン ゴォォン


協会にある鐘の音が響き渡り魔力溜まりの空間に

白い穴が空いた


「いよいよ、お出ましか・・・」


副将軍のクルーザ侯爵の声が聞こえた

それに答える余裕もない私しにクルーザ侯爵は


「戦闘好きな姫様にしては楽しみなのでは?」


「ワタィ、ワタシ、、」


舌が上手く動かない私を見てクルーザ侯爵は


「アレから出てくる モノ は儂が思うに

敵ではない、と思えてならないんだかな」


「え?」


ゴォォン ゴォォン


シュュュ・・・・・


白い穴は鐘の音がなる度に輝き

眩しすぎる太陽のように直視するのも出来なくなっていた

そこから光の雫が大地に落ちて来た時


後に白い勇者と呼ばれる者が現れた・・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ