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魔法使いは忙しい!  作者: ゴムの舌
第1章 乳幼児期
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第11話 スキエ、免許皆伝

 決闘を終えた日の夜に俺は父様へ学校へ行く旨はどうだろうかと尋ねると


「俺との決闘に勝ったんだ。好きにしろ。

 ただ、入れるのは9歳からだからな、後1年はこの村にいてもらうぞ。」


「わかりました。父様。」


「それで、お前はどこの学校に行きたいんだ。」


「師匠が行っていた、マンザニロ国立魔法学校です。」


「マンザニロ国立魔法学校だと?お前はあそこがどんなに難しいかわかっているのか?」


「いえ、わかりません。なので師匠に後1年入学のための勉強を教えて貰う予定です。」


「そうか、アマナスにはもう感謝しきれないな…

 わかった。お前の実力なら首席でもおかしくないと思うが、しっかり勉強するのだぞ。

 入ることができたら入学金はだしてやる。

 ただし、その後の生活費は自分で稼ぐように。ギルドに行けば何かしらの依頼はあるだろう。

 お前が言い出したことだ、自分で生活するんだな。」


 ギルドとはその街の住民や国からの依頼を冒険者などが依頼をこなして金を稼ぐ場所だったな…


「父様、9歳でもギルドは利用できるのでしょうか?」


「心配ない、マンザニロのギルドには昔ちょっとしたことがあって貸しがあるんだ。

 俺が一言言えば大丈夫だ。今度行く時に伝えておく。」


「ありがとうございます。」


 その日の夜遅くまで父様とずっと話していた

 酒が入ってきたせいかいろいろな話が聞けた

 師匠とは昔一緒にパーティーを組んで以来のつきあいだとか、実は昔王国騎士になったことがあるだとか…

 酒が深くなってくると今度は俺が8歳に負けるなんて…と愚痴が増えてきたので、そそくさと俺は眠るのであった



 次の日、修行を始めると言った師匠が開口一番に


「今日で魔法の修行は終わりとする。ワシから見てもお前さんは立派な魔法使いだ。

最後にワシからの免許皆伝としてこの呪文を授ける。この呪文は“風”と“水”上級魔法を使えるもので、ワシとワシの弟子のみが使えるワシのオリジナル魔法じゃ。よく見とれよ。」


「“轟雷雨サンダーハリケーン”」


その魔法は圧巻であった

急に空が暗くなり、雲が増え雨が降ったと思えば目の前の木々に雷の雨が降り注ぎ、辺り一帯の木がなくなってしまっていた

と、同時に“轟雷雨サンダーハリケーン”の使い方も分かったが、この威力を見るにうかつに使えないぞ、これ…


「使い方もわかったようじゃな。後はお前さん独自の魔法道を進むがよい。

残り1年ほどでお前さんは村から出てしまうは、それまではおるでの、いつでも会いに来るがええ。」


「魔法学校の入学試験の勉強は大丈夫でしょうか?」


「お前さんなら仮に筆記がダメダメでも、実技でまず合格じゃわい。知識はワシの本に全部書いておる。

あれに書かれておらんことはでんでの、勉強するならあの本を使うのじゃ。」


「分かりました。師匠!免許皆伝、確かにいただきました!

これからも過信すること無く、日々精進することを誓います!」


「うむ、頑張るのじゃぞ。」



――――――――――――――――――――――――――――――――――


 スキエ♂ 8歳2ヶ月 

 ステータス:アマナスの弟子 フォルトゥムの加護 


 レベル:1

 HP:334

 MP:1000

 体力:103

 筋力:58

 魔力:731

 知能:578


 使用可能魔法:各属性練習魔法Lv5、各属性初級魔法Lv7、各属性中級魔法Lv9、各属性上級魔法Lv9 ??? 

 使用可能特技:念話Lv5 抵抗Lv9、結界Lv9 ???

 使用可能固有魔法:轟雷雨サンダーハリケーン ???

 使用可能固有特技:杖術Lv4 ヘルプ参照 ???


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――

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