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魔法使いは忙しい!  作者: ゴムの舌
第1章 乳幼児期
10/20

第7話 修練度

 師匠と出会ってからというもの、スキエは毎晩レジストを試していた

 しかし一向に成果は見受けられず、少し落ち込む日もあったがミーナと一緒に続けてきた

 そして何度目だろうか―ふと、レジストをかけずにステータスを確認していたが、気づいたことがあった



 ――――――――――――――――――――――――――――――――――


 スキエ♂ 1歳1ヶ月 

 ステータス:平民の子 フォルトゥムの加護 


 レベル:1

 HP:7

 MP:525/530

 体力:4

 筋力:2

 魔力:315

 知能:310


 使用可能魔法:火種Lv1 水滴Lv1 微風Lv1 岩Lv1

 使用可能特技:念話Lv2 抵抗Lv1

 使用可能固有魔法:なし

 使用可能固有特技:ヘルプ参照


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――


 1年前と比べて各種ステータスが上昇しているのには気づいていた

 ――が、念話のレベルが2になっていることまで見ていなかった


(念話のレベルが2?…ミーナ、魔法のレベルが上ってるがどういうことだ?)


『それはですね、魔法には修練度がございますの。』


(修練度?)


『そうですの。1つの魔法を使えば使うほどレベルが上がりますの。

 と同時に、消費されるMPが少なくなったりしますの。

 念話の場合は念話出来る距離が増えるとかの効果もありますわね。

 ちなみにレベルは最高で9ですわよ』


(そういえば念話は生まれる前からミーナと使っていたし、生まれてからも毎晩のように使っていたからな

 Lvが上がっていてもおかしくないか)


 と、ここでスキエの中にひとつの疑問が出てきた


(なぁ、もしかしてレジストの効果の調整はレベルが上がらないとできないのか?)


『正解ですわ。一般の魔法使いたちはレベルが上がると消費MPと威力UPくらいしか思ってないですの。』


(つまり師匠が言っていた調整すればっていうのは知らず知らずのうちにレベルが上って調整できるようになっていたのか)


『あなたの師匠については知りませんが、あなたのレジストは後5回の発動でレベルが上がりますわよ。』


 そう聞くとレジストと解除を4回繰り返し5回目のレジストを発動させてステータスを確認すると、確かに抵抗のレベルが2になっていた

 で、そのままステータスを確認するが、変化は感じられなかった


(ふむ、今は調整していない状態ってことか。どう調整されるか…)


 と、全部隠されているステータスから知力のみ隠さないようにと念じながらレジストをかけると…

 しっかりと知力のみ見れるようになっていた

 次に知力と魔力を隠さないように念じたが、見れるようになっていたのは知力だけであった


(Lv2で1つ開放ということは、レベルが上がるたびに見れる場所が増えるのかな?

 ミーナ、抵抗Lv3には後何回発動しなければならない?)


『後23回ですわね。Lv1から2に上がるのは慣れないから修練度が上がらないせいですわね。

 Lv2になるとしっかりと認識して発動できますので、回数も減りますの。

 Lv2になってしまえばLv5までは余裕ですのよ。20~25回程度でれべるがあがりますからね。

 LV6からは極めるレベルになりますのでまた回数が多くなりますの。』


(Lv5からLv6までには何回くらいだ?)


『なかなかLv6にする人はおりませんが…大体100回前後ですわね。』


(ではLv9までには合計何回だ?)


『大体後1350回ですわね。Lv1からの合計回数が1500回程度でLv9になりますの。

 あと、最高でLv9までと言いましたが、実は推測ですの。』


(どういうことだ?)


『簡単ですの。それは特定の魔法でLv10になった人が存在したことがないからですの。

 存在したことないので、Lv10はまだあるかどうかも怪しいところですわね。』


(つまりLv10になるためには相当の回数が必要なのか?)


『なった人がおりませんので、ただ回数を積めばいいとも限らないですわね。』


(そうか、ありがとう、ミーナ)


『どういたしまして。』


Lv10に到達するためにはどうすればよいかを考え、レジストで魔力を使い切りその日は寝るのであった


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