死亡と転生(プロローグ1)
初作品なので色々矛盾が出てくるかもしれません
適当につらつらと書くので更新はのんびりと
その男、佐藤将信は普通のサラリーマンで生涯を遂げる予定だった
だが、現実は甘くなかった
「うーん…ここを乗り切れば休めるし、2徹目だけどもう少しだけやっておこうかな。」
ひたすらパソコンの前で入力を続けて1時間程経ってから立ち上がり、大きく伸びをした
「よーっし、できた!明日報告して休みを貰おう…さすがに疲れた…3時か…今から家帰って寝たら明日遅刻だし、今日は会社で寝るか…
って今日『も』だったな、ハハ…仮眠室がある会社で助かったよ、ほんと。」
そう言って仮眠室で眠りにつくのだが、彼がこの場所で二度と目覚めることはなかった
こうして、彼は30歳という若さでこの世から去ったのである
男が目を覚ますと、そこはなにもない真っ白な空間だった
周りを見ても人っ子一人見当たらず、人がいるような気配はなかった
(どこだここは、おれは会社にいたはずだったが…)
――聞こえるか、小さきものよ
「ん?」
――聞こえるみたいだな、小さきものよ
「小さきものって俺のことですか?」
――汝以外にこの場所には誰もおらんぞ
「そうなのですか、ところで一体ここはどこでしょうか?」
――ここはワシの部屋だが…汝はやけに落ち着いておるな
「よくわかりませんが、焦ってもよくわからないですし、それと、会社に戻りたいのですが…」
――それはできぬ、汝はもうあの場所には戻れぬからな
「え!?どうしてですか?」
――それは汝が死んだからだ
「死んだ!?でも、僕今こうして意識がありますけどどういうことですか!?」
――それはここがワシの世界だからだ 汝らにわかりやすく言うと魂の世界ってやつだ ラノベとかでよくあるだろう
「俺死んだんですか?っていうか、ラノベとかご存知なんですね・・・」
――汝の世界は娯楽が多いのでな、ワシも暇つぶしによく読むのだ
「そうですか…要するにあなたは神様ですか?」
――その認識で間違いはないぞ
「その神様が俺に何の用でしょうか?」
――そうだな、本題と行こうか 汝、死んで後悔はあるか?
「後悔ですか?ありますよ!研究とか!結婚とか!そりゃあもう山のように!」
――では、人生をやり直す気はあるか?
「やり直せるのですか?」
――汝次第だがな
「やり直せるのでしたらやり直したいですけど…」
――その言葉、しかと聞き入れた 汝に第2の人生を授ける
「本当ですか!?でもなんで俺が?」
――正直に話すと、汝はまだ死ぬべき時ではなかったのだ あちらの世界はワシも覗けるが、干渉はできんのだ 向こうにも神はいるのでな
「それで第2の人生を?」
――そうだ 今ならワシの加護を授けられるからお得だぞ
「加護?」
――加護とは要するにワシのサポートが受けられるってことだ 色々恩恵あるから転生した後にでも確認するがよい いつでも確認できるようにしよう
「そうですか…特に大きい効果だけ教えてもらえますか?」
――そうだな、まず魔法が使えるようになる そして幸運も上昇する あとは確認してくれ
「魔法ですか…転生される世界がファンタジーな世界ってことがわかりました。幸運上昇というと、クリティカルが出やすくなるとかですか?」
――戦闘面ではそうだが、普段の生活でも幸運になるからいろいろ便利だぞ 他に質問はあるか?
「いえ、大丈夫です。何かあればヘルプを見ますし。」
――そうか、では達者でな
「あ、最後に1つ!神様の名前を教えてくれませんか?」
――ワシの名はフォルトゥム 運命の神と呼ばれておる
「フォルトゥム様ですね。またお会いできますか?」
――ヘルプにワシのコピーを付けておく 何かあればヘルパーに言うがよい
「ありがとうございます。」
光の柱が俺を包み込み、俺の意識は再び闇へと消えた
こうして将信の第2の人生が始まるのだった
この文量書くのでも結構時間かかるのですね…
流れは頭の中にある程度あるのですが、文字にすると難しいけど頑張ります!