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#3

49日・納骨終わりました。

納骨時に歌を歌いました。送り歌と癒し歌

大ばあちゃん家に着いて、ご飯を食べていると姉ちゃんが「この家の相続はハルヨシだからね。うちらは要らない」と言われましたが、相続税は?

相続放棄ですか姉ちゃん…

維持が大変じゃない?

「いや、もらっても」とお父さん。

「あんたにあげる訳じゃないよ。春佳に渡すの」と叱られています「維持が大変じゃね?」と聞いてみると「週末、来れば良いじゃない。連休とか長期休みに来れば良いじゃん。来れない時は私たちがどうにかするし」と笑っている。

住み慣れたわが家。

また住めるなら嬉しいから貰っておくことに。

小学生が一人でお泊まりは世間体で無理なので、姉たちの誰かが付き添い?お泊まりになりました。

それからと言うもの長期休み・連休等になると実家に帰り整理整頓したり趣味の手芸(毛糸作品)を作ったりして過ごしてます。


手芸と言っても、靴下・手袋・ポンチョ等の小物を作っては知り合いにあげたりしている程度。毛糸は大ばあちゃんが残したものを使っているので、元手はタダ。

今日も今日とて黙々と夏用の手袋を作っていると、律ちゃんがいきなり「これを商品に店出さない?」と言ってきました。

「ただの手袋だよ?売れないから」と答えると「待ってて」とネットに繋いでいる60後半の老婆。

なんか…。

うん。言わないでおこ。

「ほら!!」と勝ち誇ったような姉が見せてくれたサイトは、私の作品たちをアップしていました。

「すごいでしょ」と言う姉が指し示している欄は感想の書き込み場。

“欲しい”との書き込みや“どこに売ってますか?”“商品化してください”との書き込みが沢山

あれ?

趣味の範囲に収まってなくない?

良く良く見るとアップしているのは前世のモチーフを編み込んだ手袋とかシンプルな靴下とかなんですよね。

「変わり種は?」と聞くと目を輝かせている姉。

変わり種とは毛糸で作った動物の耳が着いたポンチョとか花のモチーフで作った髪留めとか普通に市販されている物のアレンジバージョン。

「それはね」と違うページに飛ぶ。

変わり種ばかりのページがあった。「あんまり反響が多くて別ページにしちゃった」といたずらっ子見たいな顔をしていた。「だからさ。店出そうよ」と言ってくるが断る事にした

「無理です。私一人でどのくらい出来ると思ってるの?月に良くて二個程度で店なんか出せないよ」と言うと

「季節限定で、作りだめしとけば大丈夫」と言うため

先ずは両親に連絡相談してからと思い連絡。数コールで「もしもし?」とお兄ちゃんが出た。

今世の兄弟は双子の兄たちとお姉ちゃんがいる。

「あ。和にい?お母さんいる?」

「春じゃん。母さんいるよ。母さん。春から」と繋いでくれる。

「どうしたの」とお母さんが電話にでる。事と次第を話すと「春はどうしたい?お母さんはどちらでも良いとおもいよ。春の味方だからね」

と嬉しい事を言ってくれる。

電話を切り。姉に向かう。「お試しでやってみる。ダメだったら辞める。変わり種は気分で作るからノーカウントでお願いします」といい頭を下げる。

今は夏だから、これから冬の靴下を大量生産。気分転換のために変わり種も作るが、数が少ないから売るのは無理だろうな~と考えながら了承する



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