#20
話し合いで決まった事は二つ。
一つ妹の通学。二つ親の仕事。
仕事と言っても特別な事ではなく、父親がエンジニアらしいので、在宅で出来る仕事に就いてもらっただけです。暇するよりは良いかなと言う程度。お母さんの方は、自分達の家事をやって貰うことになりました。部屋は余っている部屋にすんでもらいます。居間・台所・風呂場等は共有スペース。部屋はプライベートスペースと言うことで、合意しました。
葛城達とはきちんと自己紹介をしました。隊長であるザークこと葛城さん。副隊長のルーカスで双子になった割柏将・敏さん。ちょっと老け顔のクールこと貴家さん。ちょっと背が低いクラウドこと南さん。彼らは、休暇で此方に半年いるそうで、最近急ピッチで作っていた家に住むそうです。帰りがけに「警備は」と言われたのですが、休暇中ならばと想い「要らない」と断ると苦笑しながら理解してくれました。
彼らが帰ると町内会長の山田さんが、広報を持ってきてくれたので橘家族について「1ヶ月くらい居る知り合い」と説明。怪訝そうな顔をしているので「家族サービスで、田舎暮らし体験見たいな感じで」と言うと納得している。町で田舎暮らし体験を斡旋しているので、それに割り込んだのだ。「気に入ってくれると良いが」と良いながら帰っていった。帰り際に、お引っ越しの挨拶集団が来ていた事を教えると「別荘のか」といいながら挨拶とゴミだし説明のために行くみたいで急いでいる。
町内会長に説明・顔合わせすれば1ヶ月くらいの生活なら問題ない。ご近所さんに勝手に教えてくれるから。後は制服だけど間に合わないから私服で制服風にして貰うことで合意。教育委員会には1ヶ月だけのと説明を橘さんに連絡して貰う。多分だが人質中は学校なんか通えてなかったのだろうから、元の学校にも一応連絡とかして貰うようにお願いしておく。言い訳は兄が優秀で引きこもったとか言えば納得して貰えるだろう。そんなことをしていると夕食の時間が迫っている。今日は簡単で済ませてしまうと宣言して、ハンバーグと為りました。
ご飯を作りながら、橘お母さんと台所に立って用意した。「あらお上手ね」と驚いた風に言われたため、6歳からやっていることを説明。当番制なことも伝えると「うちの子も見習って欲しいわ」と言い出したため、教えて挙げたら良いじゃないですかとアドバイス。え!!と顔になる妹さんに「恋人に料理が出来ないと言われるよりご飯が美味しいと喜ばれる方が…」というとやる気を見せる。現金だな~と思いながらも夕飯を食卓に。そう言えば、井伊が帰ってこないなと思っていたら遠矢君が電話と受話器を差し出してくる。
「はい?」と出ると疲れた声で「お嬢さま…。といいか鬼!!何だこの量は!!」と言う悲鳴とサボらない!!と言う怒鳴り声。あ~頑張ってと言い一方的に切る。昔の症状とか今の体調とか薬は飲んでないけど、要観察と言うレベルが多いから大変なのかしら?と思いつつ食卓に着くと「誰?」と聞いてくるため主治医志願者かな?と説明するとフーンとの答え。特に気にしていないみたいだ。
明日ぐらいには一段落するかしら?と思いつつご飯を食べ就寝する




