表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/90

#2

小学校に入って数ヵ月。勉強を頑張って居ます。何千前よっつ感じのブランクと最近の技術についていけなく四苦八苦しています。

「だからね?」と居残りながら先生に教わってます。

基本教科が国語・算数・理科・社会・英語・情報ってなんですか?まだ、わかりますよ社会までは。英語・情報って!!

と言う感じです。パソコン使えないからノートですが何か?

小学校にパソコンは早いから!!と言うのが感想です。

「となるわけ。わかったかな?」

「わかりません。どうしてそうなるの!!」と英語に苦戦していますよ。

「春佳さんは英語苦手だね。ゆっくり頑張ろう」と励まされながら何とか文を訳したり書いたり。

「じゃ。明日までに、この単語を練習してきてね」て宿題を貰い帰宅します。

学校まで、地下鉄で通っています。地下鉄も入り組んでいるのでいるので、苦手。

駅員さんとは仲良しです。「あ。春佳君乗って」と誘導されます。何回か迷子になったら教えてくれるようになりました。「ありがとうございます」と礼をして乗り込み家の近くの駅まで勉強しながら過ごします。


家に帰ると何か慌ただしい。「春ちゃんお帰り。行くわよ」と車に乗せられましたがどこに行くのかな?

お母さんが、手を握りしめながら「よく聞いてね。大ばあちゃんが…」

え?母さんが?どうしたの?何で泣きそうな顔をしてるの?

「……死んだの?」と聞くと頷くお母さん。何でだよ。まだまだやってあげたいこと一杯有ったのに!!そう思っていると胸に抱き締められていました。

「泣いて良いんだよ」と言われると涙が…

お母さんの胸を借りて泣きました。

大ばあちゃん家に付くと仏間に寝かされている大ばあちゃん。まるで、ただ寝ているようで「よく寝た」と起きてきそうです。でも、息をしていなく冷たい肌。ああ、亡くなったんだ…と実感しましたが、泣けません。笑顔で送らないと…

「朝にヘルパーさんが見つけた時には、もう」と律ちゃん。

「苦しまなかったよね?お疲れ様。素敵な人生だった?」と話しかけていると清ちゃんと貴ちゃんが「母さん」と帰っできたので、席を譲りお母さんの元へ

「素敵な人生だったのかな?楽しい人生だったかな?」と呟くと「多分ね。春佳が生まれてから嬉しそうにしてたよ。大ばあちゃんは。幸せだったと思うよ可愛娘・孫・ひ孫までいて、娘も帰ってきたし」と頭を撫でられる「そうだと良いな」と言いながら抱きついていると蓮花が「私も」とくっついてくる。

葬式が終わり悲しいけどほっとした。

皆、良い葬式だと言ってくれてたし。最後だからと思いながら焼き場で送り歌を歌う。

間違えず・迷わず天国に行けるように。死を司る姫によろしくと心を込めながら。その歌を歌う。

歌いながら母さんの事を思い出していたら泣いていたのか「大丈夫?」と男の子に言われる

貴ちゃん似の男の子。貴ちゃんの孫?私にしたら又従兄弟?になるのかな?

と思いながら困った顔をしていると涙を拭かれました。

「大丈夫?俺は遠矢。君は?」

「ありがとう。私は春佳」と自己紹介すると手を握られ親元へ

「さっきの歌。良い歌だねぇ。もう一回」とねだられる

「歌?なにそれ?」と絡んでくる姉たち。仕方がないので、もう一度歌う。次いでに癒しの唄も

歌い終わるとムービーで録られていました。「最後のもう一度」と姉ちゃんが…

逆らったらどうなるか身に染みているので、仕方がなしに癒しの唄を歌う。

「これアップ」「しないでね?」と言いながら消去を願うも却下。というか、二回目の癒しの唄はみんなが撮ってましたね…

そんなことをしていると骨になった母さんが戻ってきました。

ああ、会えなくなる。寂しいな。でも、心にはいるからそうでもないか?と泣きたいのを我慢して笑っていると遠矢君に抱き締められていました。

本人曰く何となくだそうですが…

子供の目で見てもヤバい感じだったんですかね?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ