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#18

昨日の息苦しいのは一体?と思いつつ起き上がる。

井伊は既に起床したのだろう、布団がきちんと畳まれておいてある。

少しだけ病弱になったと言われたが、瀕回に倒れることはないと思いたい。と言うか、ばれたら大変そうだな~と思っていたりして。

出来ることなら、皆と会わずに平々凡々な人生を歩みたかったな~ま、見つかっちゃったから仕方がない。諦めますか。出来るだけ静かに余生を過ごしたいな。今回はどのくらいいきられるのかな?と取り止めない事を考えながら居間に行くと既に全員揃っている。

「お早う」と挨拶して朝食を食べようと席につくと当たり前のようにお粥が出てくる。

うん。お粥は好きだけどね。だけど、それほど弱ってないから!!と出してきた井伊を睨み付けると知らん顔された

「そこまで、弱くないって説明したんだけどね」とお母さん。それを無視しながらおかずを出している。

「あのね。そんなに気にしなくていいんだよ?」

「わかっているつもりなんですが…」

あ~はいはい。そんな困った顔しなくても良いから!!

「癖か。仕方がないが以後気を付けるように。君達もだけど、私も前の私ではないから。この後、私の行きつけのドクターに会ってもらうから。私に使えるなら認識を今に合わせなさい。できないなら知り合いに戻りなさい」そう指示を出しお粥を食べる。

それに無言で一礼している井伊

仕事モード?で指示を出している私をポカーンと見つめている今の家族達

そんなに驚くことかな?部下に指示出しは的確にでしょう?

「なあ、春佳。井伊さんはお前のなんだい?家族とかいっていたよね前。どうしてそう言う態度なんだい?」とお父さんに聞かれた

「家族と言うか家人ですね。割りと大切なんですよ?命だって惜しくないくらいには。でも指示を出すときは的確に出してあげないと混乱したり、色々考えて間違ったりするので、きちんとしないとダメなんですよね。責任は上のものとして取る義務が出ますので、無駄な事はしたくないんですよ。しかも、今日から忙しくなるので、まあ、うちの家人は優秀ですから直ぐに今に合わせてくれるでしょう。それが出来ないなら切り捨てますがね」と答えるとコワ!!っと言っている人がいますが、怖くないからね?出来ない事をやれとか無茶ぶりしていないし。寧ろ良心的かと思うが、先生も用意しているし。ああそうだ

「何時。どこ」と橘達の事を聞くと少しだけ困った顔しながら首を降る。そこまで考えて無かったのか単に橘達が隠しているのか。隠している方か。後から仕置きをしないとだな。と言うかだ、一般人なはずなのにどうしてこう前の記憶とかフルに使って他人を相手取ら無いといけないだよ!!マジで疲れるっうの。今を生きたいわ。昔のシガラミとかさこうジャラジャラ鎖見たいに絡み付きやがって本当にどうなってるのかな?

普通ならあぁ懐かしいとか程度だろ?何でこんなに執着されないといけないわけ?と思っていると

「恐い顔になってるよ?考え事しながらご飯はダメ」とめっとお母さんに叱られました。そう言われてもさ~と前置きしつつ「だって~。何か変じゃない?数ヶ月前から急に国との接触とか前の記憶とか力?とか使えるようになるし、別に以前から存在知っていても放置だったのに急に接触してきたりしてさ。何か企んで無い?とか勘繰っても、今の私はそれがどんなことで、どんな結果をもたらすのかわかんないし、推測する情報網もない。で、家族と大切を守るには振られた配役?にそって動かないといけないんだよ?これが恐い顔にならない筈が無いよね~」と愚痴らせてもらう。

愚痴を聴いている家族はドン引き。分かってらっしゃると井伊が頷いている。どこまで、線引きされているのかな?どう動けば家族に危害が加わらないかとか考えないと行けないとか13歳の子供が考えないと行けないことかな?私が子供時代は、そんなこと考えて居なかったな~確か。中学ってどんなとこかなとか、楽しいこと有るかな?とか希望にウキウキしていた筈。今回は、謀略とか無いはずだったよね?と聞きたくなるくらいなんですが…。何でこうなると頭を抱えてしまう。

「あ~。春佳。大丈夫?」

「に見える?」と諦めモードで笑いかける。昔、そんな笑顔になるな!!と貴ちゃんに言われた時と同じ顔をしてるんだろうな私。

そんな笑顔を見せられる親もかわいそうだよね~。

さてと愚痴ったことだし仕事をするか、全て終わったら説明ぐらいあるだろうさ。と諦めながら立ち上がり病院に連絡・外出準備~と呟き動き始める私に井伊が跪きキリッとした雰囲気を醸し出しながら「我が身は、我が君の物。この命つきるまでお仕えすることを違います。我が身が朽ちた場合は、我が意思を継ぐ物がお側にお仕えすることを誓い」と懐かしい事を言い始めるため

「要らない」と断りを入れておく。驚いた顔をしている。何故だと言いたい様子だが知らん。

「一言言わせて貰えればね。私の大切を知っていて私が面倒臭いと言いながら顔をしかめるのを見るのが嫌いなあの人たちは、間違っても私を利用して自分達が解決出来ない事を解決してもらおうかとかしないし。というか、水面下でそんな計画が立った時点で叩き潰してくれる人達はですから。そんな人達だからこそ大切なんだよね。だからね。君には別段誓いを立ててもらう必要無いんだ。君と彼は別人だしね。今回の件が終わったら消えてくれる?君は彼の記憶が有るだろうけど、彼の人格は無いからね。要らないから君は」と説明してさて、病院行くよ。今回の件が終わるまで、体調管理は君の仕事だろ?ほら、ぼさっとしないで!!と発破を掛けつつ移動する。

行きつけの病院で診察しつつ今回の件について説明をする。ドクターはその話を聞き「マジで!!」と爆笑してくれている。看護婦の原田さんは「笑っちゃダメですよ」と注意してくれているが声が震えている。

「ま、そう言う事なんで宜しくお願いしますね。とドクターに言うと頷いている。これで体調はどうにかコントロールできるはず。後は、配達を待つだけかな?と今後の予定を確認しつつ家につく。

荷物をまとめて自宅に戻る。

居間で荷物を整理しながら、お茶を飲んでいる聖夜さんに愚痴っているとチャイムがなる。は~いと対応してくれた遠矢君から悲鳴が上がる。

何だ?と二人で見合い玄関に行くとむさ苦しい男性に抱きつかれているのを発見。後ろには知らない人達と橘さんに良く似た人達。ああ。配達完了か。と納得していると橘家族以外が跪ずく

「御前に馳せ参じました葛城他4名只今到着しました。お嬢には申し訳ない。今回の件で、お手を煩せてしまい。我々の不手際が…」と言ってくる葛城。

あぁ。記憶も人格も揃っている。本当に私の大切可能性が高いな。と嬉しいような悲しいような複雑な気分になるな。

跪ずかせているのもなんだから仕方がないか。

「立って。色々情報が欲しい。警備もお願いしたいから中に入って話を」と招き入れるとお嬢。といわれ振り向くとギュッとされる。「無理すんな。俺たちは味方だ。大丈夫。マリアもすぐ来る。そんな顔すんな」といい慰めてくれる。

本当にザークなんだなと安心してしまう。その隙を突かれ姫抱っこされた。懐かしいだろと笑っているザークと睨み付ける遠矢君がいた。


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