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第31話・初デート3

中々、小説更新出来ず、すみません。


ユニーク・アクセス2万1千突破!


こんな駄文で…。まっ…まさか2万越えてしまうとは!


ありがとうごさいます!



私は内心、ドキドキしながら総一郎君から貰ったプレゼントの箱を、ゆっくりと開ける。


『っ!これって…』


これは少し前に総一郎君と一緒に帰って居る時に偶然見つけた銀のアクセサリーだった…。


『覚えてたの?』


あんな…。あんな僅かな私との会話を覚えていたなんて…。


総一郎

『勿論ですよ…晶さん…気に入ったって言ってましたし…』


『でも…これは…』


このアクセサリーは結構値が張る物だった筈なのに…。


私の考えを読んだのか?彼は笑いながら言った。


総一郎

『ふふふっ…大丈夫ですよ…』


総一郎

『こう見えても、金持ちですから♪』


総一郎君はおどけた様な口調で言った。


『………ありがとう…。一生大事にする…』


私は嬉しさで泣きそうになりながら何とか御礼の言葉を口にする。


総一郎

『はい…大事にしてやって下さい♪』


穏やかな微笑みを、浮かべて総一郎君は言った。


『………』


その微笑みに、私はドキドキして…。


総一郎

『あの?どうかした?』


その穏やかな瞳に魅せられて…。


私は総一郎君に吸い寄せられる様に近付いて行く


総一郎

『あの?晶さん?えっ?何?どうかしっ!』


『んっ…』


初めて交わしたキスの味は、アップルジュースの味でした…。


『んっ…ちゅっんんっ…ちゅっ!ちゅっ!』


私は脳が蕩けてしまう様な快感が全身を襲い何度も何度も総一郎君にキスをして…。


総一郎

『んっ…ちょ…んんっ!晶さ…んっ!』


総一郎君は少しの間だけ戸惑った様な表情をしていたけど…徐々に総一郎君も私の唇を貪る様に、キスをしてくれた…。


総一郎君は穏やかな眼差しで私を見つめ私をしっかり抱き締めてくれた。


『はぁはぁ…』


総一郎

『はぁはぁ…』


私も、総一郎君も息すら忘れ求め合った。


呼吸が整うまで私と総一郎君は無言のままお互いの体を、抱き締め続けていた。


総一郎

『びっくりした…』


穏やかな声を出し総一郎君は呟く様に言った。


『………』


私は、恥ずかしくなって無言で俯く。


総一郎

『びっくりしたけど…。でも…。嬉しかったよ…晶さん…』


『っ!何?』


総一郎

『晶さん…生まれて来てくれて…ありがとう…』


総一郎君は穏やかな表情と声音で言い更に言葉を続ける。


『っ!』


総一郎

『そして…愛してる…』


『っ///』


その言葉を聞いた私は、完全に思考停止!


総一郎

『?』


『………』


総一郎

『晶さん?』


『………はっ!』


総一郎

『どうかしたんですか?晶さん?』


『えっ!あっ…うん…。何でも無いの…』


総一郎

『?』


っ!もう…総一郎君は、自分の言葉の威力が分かって無い…。


そんな鈍感な所も好ましいと思う。


私は総一郎君を抱きしめたまま自分の溢れんばかりの想いを告げた。


『総一郎君…』


総一郎

『何ですか?』


『愛してます…。今も、そして、これからも…』


私の言葉に、総一郎君は私を抱きしめる力を少し強くした。


総一郎

『晶さん…』


総一郎君は、ちょっと、恥ずかしそうに笑い私も照れ笑い。


ピンポーン!


総一郎

『っ!』


チャイムが聞こえた次の瞬間、総一郎君はスッ!っと私を離し距離を取った。


突然、無くした温もりに内心悲しかったけど…。


でも…ゼノンが存在する限り私達が付き合ってる事は隠し通さなきゃならないんだね…。


寂しいし嫌だけど…でも私だって総一郎君程じゃないけど、両親が大事だから…。


『ちょっと待ってて…』


私は玄関に行きドアを、開ける。


すると…驚いた。


『お母さん…お父さんもどうしたの?仕事は?』


残業だと言ってた二人が帰って来た。


晶の母

『急いで終わらせて帰って来たのよん♪』


晶の父

『私もだ…』


『そう…』


戸惑いながらも内心嬉しかった。


晶の母

『あら?この靴…もしかして…。井上君が来てるの?』


晶の父

『んっ?ああ…。今時の高校生にしては珍しく、礼儀正しい井上君が…』


私が風邪を引いた時にも総一郎君は二人に会って居て二人共、好印象を、持ってる。


総一郎

『あっ…すみません…。お邪魔してます…』


総一郎君が来て二人に、頭を下げる。


晶の母

『別にそんなに畏まらなくて、良いわよ♪ねっ♪貴方♪』


晶の父

『ああ…ふむ…そうだ。井上君…これから家で、この娘の誕生日を祝うんだが一緒に、どうだ?』


お父さんの言葉に総一郎君は一瞬悲しそうな表情を、したものの何時もの様に作り笑いをして…。


総一郎

『いえ…僕は、もう帰るつもりです…家族水入らずにお邪魔するのも悪いですから…』


っと言って帰ろうとする総一郎君に何故かお父さんとお母さんが、総一郎君を引き止め結局4人でパーティをする事に…。


そして…。あっと云う間に夜9時を少し回り始め総一郎君が言った。


総一郎

『すみません…そろそろ家に戻らないといけないので、失礼させて貰いますね…』


晶の母

『ええっ!もう帰っちゃうの!』


晶の父

『ふむ…。出来れば未だ居て欲しいが井上君にも都合がある…今回はこれでお開きにしようか…』


『そうね…明日は学校もあるし…』


私とお父さんの援護射撃に流石のお母さんも井上君を引き止める事はしなかった。


晶の母

『仕方ないか…そうそう又、何時でも来なさい♪歓迎するわよ♪』


晶の父

『ああ…又、来てくれ…何時でもな…』


総一郎

『そうですね…分かりました…それでは失礼させて貰います…』


そう言うと総一郎君は、帰って行った…。


晶の父

『ふむ…相変わらず礼儀正しい少年だな…』


お父さんったら…珍しく総一郎君の事、ベタ褒めしてるし…。


晶の母

『ええ…結構珍しいわ…あんなに、礼儀正しい子はね♪晶ちゃん?』


『何?』


何故か、ニヤニヤ笑いをするお母さんに私は若干引き気味で問う。


晶の母

『絶対に…離しちゃ駄目よ♪』


『なっ!何を急に…』


突然、殆ど不意打ちに、近い感じで、お母さんに言われ私は慌てる。


晶の母

『クスクス♪貴女の井上君を見る目が女の目だったからね♪』


『なっ…女の目?』


晶の母

『そう…目は口程に物を云うと言ってね♪貴女の井上君を見る眼差しが、優しくて暖かいからカマ掛けたんだけど…』


ひたすら、ニヤニヤする我が母に私は戦慄を覚えた…。


黙り込む私にお母さんは珍しく私をからかったりせず真剣な表情を、して言った。


晶の母

『大丈夫よ…貴女の事も井上君の事も…。貴女も井上君も余計な心配は、しなくて良い…』


『お母さん?』


晶の母

『だから…』


一旦、言葉を切りお母さんは黙る。


そして…赴ろに言った。


晶の母

『ジャンジャン♪ラブりなさい♪』


『はい?』


意味が分からず、茫然とする私にお母さんはニヤニヤ笑いをして言った。


晶の母

『だっかっらぁ〜存分に井上君とイチャ付きなさい♪』


ビシッ!っと指を指され私はガックリと肩を落とした。


晶の父

『ふむ…やはりそうだったか…』


『お父さん?』


晶の父

『いや…総一郎君もお前の事を見ていたからな…お前に気があるとは思っていたが…既に付き合っていたのか…』


お父さんは、両腕を組み本当に珍しくお母さんと同じニヤニヤ笑いをして私に言った。


『っ///』


赤面して黙る私に二人は笑い言った。


晶の母

『ふふふっ!可愛いわ!我が子ながら!』


晶の父

『ふっ…そうだな…』


もうっ!


晶の母

『貴女は、貴女の信じる道を行きなさい…私達の事は気にする必要は無いわよ?』


『お母さん?』


晶の父

『そうだぞ…私もお母さんも、我が子の幸せの為なら何でも出来るさ…』


晶の母

『貴女も…ゼクロスに、入ったからには死ぬ気で頑張りなさい…』


『っ!何故その事を…』


その問いに、お母さんは言った。


晶の母

『亜依ちゃんに、教えて貰ったの♪元々…。私のお母さん…つまり貴女から見たらお祖母ちゃんがあの組織に、ゼクロスに居たからね♪』


『そうだったの…なら…お母さんも…』


晶の父

『いや…お母さんはブレードにはなっていない…私と同じく、ゼクロスの研究者だからね…』


『なっ!』


衝撃の事実に固まる私に二人は笑う。


晶の母

『ふふふっ!だから貴女は気にしなくて良いって言ってるのよ♪』


晶の父

『ふっ…それに、総一郎君もブレードになってる事も知ってるさ…』


『嘘…それじゃあ…』


晶の母

『ええ…。知ってるわ…彼がシャドウブレードである事も…だから私達に隠す必要は無いって言ってきなさい♪』


『うんっ!』


私は素早くソウルクリスタルを、持ち総一郎君を追い掛ける事にした。



漸く初デート終了!


余り二人を、ラブラブに出来なかった…。


そして衝撃の事実が発覚したこの話!


まあ…晶がシオンの血を引いてると語った時点で多分予想は付いてたかも知れませんが(笑)


次回予告!


晶と別れた総一郎は寄り道をする事に…。


その寄り道で深雪と香澄に出会い深雪に詰問された総一郎は…。


そして!再び宿敵登場!


これ以上は、ネタバレになるので失礼します!



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