表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/68

第3話・守る為の力。

再び、総一郎の視点で話が進みます。

『ソウル・クリスタル』について少し説明する。


これは、人の『精神』を物質化する事が、出来る力を持っている。


更に、使用者の一番強いイメージが具現化する。


僕の場合は幼い頃に見た特撮ヒーローの姿に自分の理想をプラスした姿。


『ソウル・クリスタル』は、使用者の身体能力を千倍に高めてくれる力がある。


ゼノンに対抗出来る唯一の武器。


それがソウル・クリスタルである。


これは僕の家に代々受け継がれて来たらしい。


父さん曰く、宇宙人から貰った物らしい…。


最初は信じられなかったが目の前で『転身』されたら信じるしか無い…。


父さんは『封身』と言うと元の姿に戻って言った


修司

『ソウル・クリスタルをお前に託す時が来た…』


そう言うと、父さんは悲しそうに笑う。


修司

『出来れば、お前には父さんと同じ道は歩ませたくない…だが、奴等から世界を、守る事の出来る武器は余りにも少ないんだ…』


そう言って僕を抱き上げた。


修司

『総一郎…。お前にとって、大切な人を守る事の出来る力を託す』


総一郎

『大切な人って何?』


修司

『未だ総一郎には難しかったかな…。簡単に言えばお前は好きな子が居るかい?』


総一郎

『うん。居るよ』


修司

『もし、その子が悪い人に傷付けられたり泣かされてしまったら、どうする?』


総一郎

『嫌だ!』


即答する僕に、父さんは笑って言った。


修司

『この力は、お前の好きな子を守る事が出来るんだ。でも、一つだけ約束してくれ。無闇に…この力を使わないと…』


総一郎

『うん。分かった』


修司

『それじゃあお前にソウルクリスタルの使い方を教えないとな!』


そう言って父さんは僕に笑いかけたのを、覚えて居るんだ。


転身と封身のやり方。


基本的な格闘術から必殺技の使い方。


色々な状況の傾向と対策や戦う時の心構え等。


全て、父さんから教わった事だ。


父さんが病死した後、僕は喫茶店・青空のマスター・伊藤修二さんに引き取られた。


天涯孤独に、なった僕だがマスターのお陰で高校にも通える。


本当は、中学を卒業したら青空で働きたかったのだが…、


修二

『ガキのくせに気を使うな!』


っと怒られ強制的に高校へ進学させられた。


そのかわり僕はクラブには入らずマスターの手伝いをする様になった。


マスターは最初、断って居たが、何とか説得して働き出した。


バイト料も、出してくれるので僕は去年、マスターの家を出て一人暮らしをして居る。


もしゼノンに僕が、シャドウブレードである事がバレてしまったら、マスターだけじゃなくマスターの家族にまで、迷惑が掛かる。


それだけは絶対に避けなければ、ならない。


僕は、もう二度と大切な人や家族を失いたくない。


だから僕は奴等と戦う。


他人に、どう思われようが構わない。


友達や大切な人達が笑って暮らせる様にこの世界を守る。


僕に、とって戦う理由はそれだけで良い。


今日は、学校もバイトも無いので、僕は布団の中から、出ないでジッとして居ると普段、余り鳴らない携帯が鳴り出ると…


???

『よう!井上。今、暇か?』


総一郎

『珍しいな…。お前から電話かけて来るなんて…どう言う風の吹き回し?田中君?』


隆司

『今から、遊園地に行くぞ!今、10時だから、11時に多摩川遊園地に来な!』


田中は、そう言うと僕の返事を聞く事無く一方的に電話を切った。


僕は一瞬面倒臭いな〜。っと、思ったがたまには皆と遊ぶのも良いかな。と思い僕は布団から出ると、パジャマを脱ぎ白いシャツに青いジーンズとお気に入りの焦茶のジャンパーを羽織り携帯に、財布と ソウル・クリスタルをポケットに突っ込む。


家の戸締まりに、ガスの元線が閉まって居るか?確認すると家を出た。


暖かい日差しを浴びながら、僕は…こんな平和が続けば良いなっと心からそう思った。


その為にも…。ゼノンを倒さなければならない。


決意を、新たに僕は駅前に向かった。



まだまだ、表現力が乏しいですが、これからも宜しくお願いします。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ