登場人物達による雑談と質問コーナー編その1
今回はギャグを目指してみました(笑)
総一郎
『あれ?何時もと、タイトルが違うけど間違って無いのかな?』
深雪
『さあ?でもさ…。アンケートに答えるって何を答えるの?』
隆司
『さっき作者に会って、井上は、この場所で他の全員は、あっちの場所に移動しなくちゃいけないみたいだよ?』
舞
『へぇぇぇ。まっ!取り敢えず行ってみましょうよ』
晶
『そうね…』
総一郎は、隆司の言った場所まで歩きながら何故か嫌な予感がしていた。
それを振り払う様に指定された場所に、辿り着いた。
結構、大きな、プレハブ小屋に着いた。
ただ、ガラスが曇りガラスなので中の様子は分からない。
総一郎は、警戒しながらドアノブをゆっくり回し中へと入って行った。
一方、その頃、総一郎を除く4名は、指定された場所に急いでいた。
深雪
『でっ?わざわざ、総一郎と、分断して何がしたかったの?』
っと詰問の視線を隆司に突き刺すと、隆司は明らかに、ギクリ!っとした顔をして言った。
隆司
『なっ!何の事かな?』
額にダラダラ冷汗を掻き始めた隆司を、見て舞は呆れ顔で…。
深雪
『バレバレじゃないの…一体、作者に何を言われたの?』
晶も無言のまま、隆司を見て、いや…。完全に、疑っている目を向けている。
隆司は溜息を吐き真相を語り始めた。
隆司
『実は作者に登場キャラに、あるアンケートを、受けて貰う為に、井上をある場所に連れてくる様に言われたんだ…』
隆司
『俺達が向かって居る場所は井上の様子が分かる様に井上の部屋には最新型の超小型カメラを設置してあって、映像が映る部屋なんだ』
舞
『要するに私達は井上君のアンケートを、答えるのを見てろ?って事でしょ?』
深雪
『でも…。そんなの見ても面白く無いわよ?何か他にあるんでしょ?田中君?』
隆司
『因みに、アンケートと言うより質問に答えるんだよ。しかも…。井上の好みのタイプとか♪』
舞&晶&深雪
『っ!』
隆司
『っで?皆は♪どうしますか?』
ニヤリと黒い笑いをする隆司に3人は彼の背中に黒い翼と尻尾が見えたのは言うまでもない(笑)
結局、文句も言わずに、隆司に、着いて行く所を見ると3名共、少なからず総一郎に対して好意を持っているのは、明らかである。
漸く目的地に着いた4名は、3階建ての白いビルの中へ。
中は薄暗く多少、気味が悪い。
ガランとしていて人が、居た様な形跡が無い。
中も、白一色だけでありそれが一層、4人の不安を高める。
少し歩いていると銀色の扉を発見し…。
隆司
『あっ此処みたいだね』
そう言うと、銀色の扉を開け中へと入る。
全長10メートルはありそうな巨大なスクリーンに、総一郎が椅子に座ってる映像が映し出されている。
深雪
『取り敢えず椅子もあるみたいだし…座りましょう?』
深雪の言葉に銘々、座りながら、こんな事を考えていた。
深雪
(10年以上、総一郎の幼なじみをしてるけど、殆んど、総一郎に付いて何も知らないし良い機会だわ…。浮いた話し一つ無い総一郎の話とか聞けそうだし)
隆司
(井上って見掛けに反してモテるからね…。この前も告白されて断ってるし…。でも、井上の周りには綺麗な子が沢山居るし理想が高そうだよな)
舞
(井上君…結構モテてるのに断ってるのは誰かと付き合ってるからじゃ…井上君の私生活は、誰も知らないみたいだし)
晶
(井上君の事だから…。上手く煙に巻いて終わりに、ならないと良いんだけど…。でも…井上君の好みのタイプってどんな人なんだろ?)
そんな4名の思惑に気付く筈も無い総一郎だったが、総一郎は誰かの視線を感じカメラのある方向に目を向ける。
戦闘モードの顔をカメラに、向けて居たが作者が来た為に、視線を作者に向ける。
総一郎
『遅かったみたいですけど…。何かあったんですか?』
シン
『近頃、色々ありましたし…。まあ…。それは、置いといて今回は君が、質問に、答えるんだよ?因みに嘘や黙秘権、拒否は認めないよ?』
総一郎
『ちょっと待て!何か、さっきから視線を感じるんだけど?しかもあちこちから』
シン
(鋭い…。)『気の所為だよ。さあ…先ずは最初の質問。髪は長い方が、好き?短い方が好き?』
総一郎
『おい…。何なんだよ?その質問は…』
シン
『良いから♪良いから♪さっさと答えて!』
総一郎
『……………………短い方』
晶
『っ!』
因みに晶の髪はショートヘヤー(笑)
シン
『へぇ〜。短い方が好きなんだね〜』
総一郎
『っ!良いから!さっさと次の質問に行けよ!』
シン
『自分よりも身長は低い方が好きかい?それとも高い方が好き?』
総一郎
『別に高くても低くても気にしないよ。そんなの人を好きになるのに余り関係無いと思うよ?』
シン
『次の質問!おとなしい方が、好き?活発な方が好き?』
総一郎
『これも…余り関係無いな…。性格は、十人十色だし、その人自体を好きなら気にしない』
シン
『じゃあ…次の質問…。ファーストキスはしたかな?』
晶&深雪&舞
『っ!』
3名、画面を食い入る様に見る(笑)
総一郎
『…………………………どうしても、答えないと駄目か?』
シン
『勿論!嘘吐いたら秘密を全部、暴露するから、そのつもりで』
総一郎
『てめぇ!卑怯だぞ!』
シン
『っで?したのか?キスは♪』
晶&深雪&舞
『ドキドキドキ』
総一郎
『したよ。っても事故だからノーカウントだけどね…』
晶&舞&深雪
『っ!』
シン
『っでぇ〜♪そのお相手は?』
総一郎
『………………………………亮子さん』
晶&深雪&舞、ガーン!っと効果音と共にガックリ肩を落とす。
シン
『そう言えば、総一郎が名前で呼ぶ人は香澄と、亮子だけだけど何か理由が、あるんですか?』
総一郎
『香澄さんは名字知らないし、亮子さんの場合は名前で呼ばないと嫌がらせとかして来るから…』
シン
『でも…。何で他の人の名前を、呼ばないんですか?』
総一郎
『その質問には、答えられない。その理由は作者であるアンタが一番分かってる筈だろ?この質問は不味い…』
シン
『まあね…。君の秘密を暴露するとヤバイもんね特にあの子には知られたく無いんだろ?あの子にだけは…』
総一郎
『…………………』
深雪
『総一郎の秘密って何かしら?』
舞
『確かに…。気になるわね』
晶
(シャドウブレード以外にも秘密があるの?井上君…)
隆司
『まあ…取り敢えず続きを聞こうよ』
シン
『気を、取り直して次の質問!もし、好きな人に告白されたら付き合う?付き合わない?』
総一郎
『前にも言ったと思うけど例え好きな人に好きだと言われても俺はその人の気持ちには答えられないよ…』
総一郎『俺には、やらなきゃならない事があるから…』
晶
(井上君…)
シン
『じゃあ次の質問!もし付き合ってる人が居ると仮定して自分の命が後、数ヶ月と言われたらどうする?』
総一郎
『もしも…万が一そんな事になったらきっと俺はその人を傷付けるだろうな…』
シン
『何でだい?』
総一郎
『死んで清々したと思う程、傷付けるよ。そうすれば俺が死んでも泣かないだろ?』
総一郎
『俺は好きな人には…。ずっと幸せに…そして、笑ってて欲しいんだ…』
総一郎
『俺が死んで…その人が悲しむ様な事に、なる位なら、徹底的に傷付けて嫌われれば良い…』
総一郎
『知ってる?好きな人に傷付けられたら好きって感情が強ければ強い程、憎しみも、強くなるんだよ…』
総一郎は穏やかに笑いながら言い4名は驚き声も出ない。
シン
『じゃあ次の質問。好きな人は居る?』
4名は固唾を飲んで見守る中、総一郎は一瞬だけ言葉に詰まる。
総一郎
『………居るよ。好きな人…』
照れながらも、はっきりと言う総一郎に絶句する4名。
晶
(井上君…。好きな人…居るんだ…)
余り表情に、出さないが微妙に、悲しそうな顔をしている晶。
総一郎
『って言うかロクな質問が無いな。もっと明るい質問は、無いのかよ?』
シン
『う〜ん。なら…。この質問。一之瀬深雪との、関係及び総一郎自身どう思っているか?』
深雪
『ちょっと!何なのよ!この質問!』
隆司
『まあまあ…』
総一郎
『まあ…。一之瀬さんとは所謂、幼なじみって、いう関係ですね…』
総一郎
『一之瀬さんはちょっと意地っ張りで、気の強い所もあるけど誰とでも、打ち解けるのが、早くて優しい人です…』
深雪
『総一郎…』
シン
『次の質問。田中隆司との関係、及び総一郎自身はどう思っているか?』
総一郎
『親友と言うより悪友ですね(笑)中学生の頃からの知り合い…』
総一郎
『田中は、掴み所の無い性格。女の子の事に関してはアイツに聞けば直ぐに分かる…』
総一郎
『アイツの情報収集能力は、異常な程に高いから探偵業とかに、向いてそうだな…』
隆司
『へぇ〜。そんな風に、思ってんだな…』
シン
『次の質問。河野舞との関係及びに総一郎自身はどう思っているか?』
舞
『どう答えるのか楽しみね…』
総一郎
『河野先輩は僕が通っていた中学校の、頃からの先輩ですね…』
総一郎
『よく僕や田中をからかったり悪ふざけをして、迷惑が掛かったりもしますけど、河野先輩は人を傷付けたりしませんし、芯の強い人って感じますね…』
舞
『へぇ〜。そうなんだ〜ふぅ〜ん』
ちょっと嬉しそうな顔をする舞。
シン
『じゃあ次の質問。天野晶との関係、及び総一郎自身が、どう思っているか?』
晶
『…………』
晶、無言で画面を食い入る様に見つめる。
総一郎
『天野さんは同じクラスの友達ですね…』
総一郎
『天野さんは余り表情が表に出ないけど良く見れば、ちゃんと何を考えて居るのか分かりますよ』
総一郎
『人付き合いが苦手だけど…。それは、ちょっと他の人より不器用なだけで優しい人ですよ』
晶
『……………』
晶は微かに頬を染めつつ総一郎を優しい眼で見つめる。
シン
『次の質問。総一郎の、好きな食べ物。嫌いな食べ物。趣味や得意な事、コンプレックスと、将来の夢を、教えて下さい』
総一郎
『好きな食べ物は甘い物特に、アイスは1日一回は食べる』
総一郎
『嫌いな食べ物は無いですね。好き嫌いは無いです』
総一郎
『趣味は、読書にゲーム全般』
総一郎
『得意な事は特に無いです』(本当は人の気配を感じて尾行を撒く事が、出来る事)
総一郎
『う〜ん…コンプレックスですか?色々ありますけど、全部言ったら長いですから取り敢えず身長が低い事です』
総一郎
『将来の夢は、特に思いつかないですね…。1日1日を生きるのが精一杯で、将来の夢とか考えた事が無いです』
シン
『そうですか。協力感謝します。質問を終えて、どうでしたか?』
総一郎
『疲れましたよ。慣れない事は、するものじゃないですね』
総一郎
『ところで作者のアンタに言いたい事があるんだが良いかな?』
総一郎は、作者に近付き肩を掴むと、ニッコリと笑いながら額に青筋を、立て剣呑な眼差しをむけ言った。
総一郎
『何で、この部屋には、カメラが設置されて居るんだ?ご丁寧にも分かり憎い様に、小型カメラを設置しやがって〜』
ミシミシと、作者の肩の骨が音を立てて軋み作者は完全に表情が青ざめながらも…。
シン
『何の事かな〜HAHAHA!』
作者は内心、冷汗を掻きながら乾いた笑顔を浮かべる。
総一郎は益々、力を込め作者の肩を掴む。
総一郎
『毎度毎度、下らない事をしやがってぇ〜覚悟は良いかぁぁぁ?くたばれ作者!』
総一郎の怒りの籠もった渾身の、左ストレートをギリギリで、回避して、そのままテレポートして逃げ出した作者(笑)
総一郎
『作者!テメェ!人の、秘密を暴露しといて放置か!あれか!巷で有名な放置プレイか!ってか!俺は何言ってんだよ〜』
自分の発言に、一人ノリ突っ込みをする総一郎。
傍から見るとコントだなしかもダダスベリの(笑)
総一郎
『テメェ!俺の意志は、無視か!シカトか!新手のイジメか!』
当たり前だよ?だって、書いてるの俺だし?
総一郎
『テメェ!生みの親ならもっと、キャラを大切にしろよ!』
あのね〜。言っとくけどちゃんと、大切にしてるよ?
今回は、ギャグに走っただけだよ。近頃シリアスな話しばかりで、読者の方も読んでて飽きてくるだろ?
総一郎
『ギャグに走ってる割には…。脈絡が無い話しになって無いか?』
まあ、確かに書いてるのは、文才も無い作者だし仕方ないよ。
総一郎
『おい…自分で言うなよそれに楽しみにしてくれてる読者の方も少なからず居るだろう?』
何か話が脱線しかかって無いか?
総一郎
『まあ其処ら辺は作者の力不足だろ?もっと…。本とか読んで勉強した方が良い』
しょうがないだろ!結構忙しいしさ…。
総一郎
『もう良いから、終わらせろよ!長いんだよ!』
それでは、これからも、ヒーローを宜しくお願いします!
総一郎
『やっと終わったか…。あれ?未だ俺の台詞が、表示されてる。っ!何だか嫌な予感が…』
深雪
『さってと…』
舞
『井上君に尋問…。いえ質問があるから…』
晶
『……………』
はい!ヒーローが誇れる3人娘の登場です(笑)
総一郎
『いや…。あの…なんか今、尋問とか言わなかったかな?HAHAHA』
異様な、3人娘の気迫に総一郎は顔を、青ざめながら作り笑いをしながら後退する。
しかし、哀れ総一郎は、3人娘にガッチリとホールドされ身動き一つ出来ない(笑)
深雪
『さあ!総一郎…ちょっと一緒に来てくれる?(黒笑)』
舞
『そんなに恐がらないでよ?痛いのは、一瞬だからね(黒笑)』
晶
『そう…。だから…亮子さんと何があったのか?白状しましようね?井上君(黒笑)』
総一郎は冷汗が滝の様に流れて行くのを、感じてヤバイ!何かヤバイ!
総一郎
『田中〜!助けて!』
総一郎の叫びに、隆司は無情にもこう言った。
隆司
『すっすまん!井上よ…俺も命は惜しい!だから安らかに、眠れよ?線香くらいなら上げてやるからな?』
隆司はそう言うと猛ダッシュで走り去り総一郎は叫ぶ!
総一郎
『カムバッ〜ク!』
っと、芝居掛かった声を上げる。
深雪
『さあ…早く逝きましようね?』
総一郎
『ちょっ!字が違うよ!逝きましようね?になってるよ!』
舞
『クスクス(黒笑)どうしたの?何を、そんなに、怯えてるの?』
晶『ふふふ…大丈夫よ……多分(黒笑)』
総一郎
『ちょっ!天野さんも、その間は何!』
深雪&舞&晶
『クスクス…。サアァ…ハヤクイキマシヨウネ?イノウエクン?』
総一郎
『ちょ!何か片言になってるよ!ちょっと!皆!放して!』
深雪&舞&晶
『サア…。ハヤク…イキマシヨウネ?イノウエクン?』
総一郎
『いっ!嫌だ〜!誰か!誰か助け…』
助けを呼ぼうとする総一郎は柔らかい何かによって意識を飛ばされ彼女達は、クスクスと壊れた様に笑いながらグッタリとしている総一郎を、引き擦り白い建物の中へと、消えていった。
その後、総一郎を見たものは居ない。
ってかギャグなのに最後の方、軽くホラーだよ!チャンチャン!(笑)




