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第11話・深夜0時の決闘。

学校の帰り道。総一郎は、商店街のテレビに、映ったクリムゾン・ヘッドと名を名乗る人物から、挑戦された。

総一郎はその挑戦を受けるべく千川鉱石場へと急ぐ。総一郎視点で、話しが進みます。

僕は、ひたすら走り続けて居た。


千川鉱石場へと…。


今の時刻は、11時40分だ。


このまま行けば、十分に間に合う。


街を抜け山を駆け抜けて行く。


もうすぐ千川駅に着く。


走る速度を、上げ景色が凄い勢いで前から後ろへ流れて行く。


辺りは、殆ど人が居らず店も閉まって居る。


多分さっきの放送が全国に流れたのだろう。


まあ…。僕には、関係の無い事だ。


僕は、走る速度を落とし息を整える。


千川鉱石場は、十年以上も前から、廃鉱になって居るらしい。


何故そんな事を、知って居るのか?っと言うと、今、目の前にバリケードが、されており立ち入り禁止の看板と掠れた字で廃鉱と書かれてあったからだ。


僕は、バリケードを飛び越え辺りを見渡す。


辺りは薄暗く明りは殆ど無い。


月の光だけが辺りを照らしている状態だ。


想像して居たよりも広い空間。


辺りは静まりかえり虫の鳴き声さえ聞こえない。


そんな事を考えて居ると突然、キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン!


っと、チャイム?が鳴り響き爆発音が、響き音のした方向へ目を向けると黒いマントを、羽織った人物が立って居た。


???

『貴様がシャドウブレードか?』


総一郎

『ああ…。アンタは?』


クリムゾンヘッド

『私の名はクリムゾン・ヘッド…。ゼノンの忠実なる戦士…。首領の為に貴様の命を貰い受ける』


それだけ言うと、姿が、掻き消えると僕の後ろに居た。


僕は、反射的に振り返り両手で胸を防御すると、凄い衝撃を受けた。


僕は何とか踏ん張るが、数メートル飛ばされた。


クリムゾン・ヘッドは、凄い速度で、攻撃を繰り出すが何とか躱したり、防御して攻撃を防ぐ。


僕も、攻撃を繰り出すが受けられたり、躱されてしまう。


クリムゾンヘッドは不敵に笑う。


クリムゾンヘッド

『その程度か!』


そう言うと速度が上がり僕は何度か殴られて吹き飛ばされる。


凄い激痛が襲い僕は肋骨が、何本か折れたな…。っと思ったが痛みを無視して動き回る。


早い敵には、それなりに戦い方がある。


クリムゾンヘッドの攻撃を受けた時、僕はクリムゾン・ヘッドの手首を、掴む。


そして渾身の一撃をクリムゾンヘッドの脇腹に、叩き込む。


一瞬、クリムゾンヘッドは、動きを止めその隙に頭突きを叩き込む。


だが、クリムゾンヘッドも御返しとばかりに膝蹴りを繰り出し更に、右フックを食らって意識が、飛びそうになったが反射的に、肘撃ちを胸板に、打ち込み、吹き飛ばしてやった。


クリムゾンヘッドは空中で回転して、体勢を立て直し平然と立ち上がる。


クリムゾンヘッド

『なるほど…大した強さだな…。ならば、ゼノン様から戴いた新たな力を使うとするか…』


そう言うと、クリムゾンヘッドは、懐から水晶の様な物を取り出した。


僕は、それを見て思わず声を上げた。


総一郎

『まさか…それは!』


クリムゾンヘッド

『首領様から戴いた精神力・変換装置…。貴様の持って居る物と同じ物を持って居るんだよ…』


総一郎

『馬鹿な!何故、ソウルクリスタルを持ってるんだ!』


クリムゾンヘッド

『今から死んで行く者がそんな事を知っても無駄な事だ!転身!』


そう叫びクリムゾンヘッドの体が黒い光に包まれる。


光が消えると僕に似ているが、頭の部分が真紅である事、以外は僕に似ている。


クリムゾン・ヘッドは、凄い速度で間合いを詰めて来る!


次の瞬間、僕は空中に、突き上げられた。


何が起こったのか?一瞬理解出来なかったが多分アッパーを食らって空中に飛んだと思う。


クリムゾンヘッドはトドメと、ばかりに両の掌を組み叩き付けようとしたのだが何とか躱して逆に地面まで叩き付けた。


だが、クリムゾンヘッドは、立ち上がり、空中へ飛んで来る。


カウンターで蹴りを繰り出すが受け止められ力任せに投げられ地面に激突し一瞬、息が詰まり次の瞬間両足で腹を踏み付けられその衝撃で、地面が大きく陥没し僕は、血を吐いた。


総一郎

『ぐっ…ガハァ!』


更に脇腹を蹴られてバリケードに激突した。


力も速度も今まで戦って来た怪人達を遥かに凌いでいる。


しかし…。僕は立ち上がり、クリムゾンヘッドを睨む。


体が悲鳴を上げて居るし正直、立って居るだけで精一杯だが未だ立ち上がる力があるなら…。


そして拳に力を込めれるなら僕は絶対諦めない。


僕は痛みを無視して左手に力を込める。


こうなったら自分の最大の攻撃を、ぶつけるしか無い!


意識を集中しエネルギーを溜める。


クリムゾン・ヘッドは、何故かジッと見て居るだけだ。


クリムゾンヘッド

『なら…こちらも最大の技で御相手しよう…』


そう言うとクリムゾン・ヘッドの右手に黒い光が集まって行く。


総一郎

『食らえ!スターライトブレイク!』


クリムゾンヘッド

『ダークネス・ネオ・クラッシャー!』


拳と拳がぶつかり合って金色の光と黒い光が辺りに飛び散り地面を抉る。


力が拮抗して居るのか?ビクともしない。


更に、気合を込めてエネルギーを放出する。


クリムゾン・ヘッドも、力を込めて来る。


何とか、押し返し必殺技を炸裂させた。


クリムゾン・ヘッドは、吹き飛び倒れた。


僕は片膝をつき体を休めて居ると、クリムゾン・ヘッドが平然と立ち上がり笑い出した。


クリムゾンヘッド

『くっくっくっ!その程度か!貴様の技は?』


総一郎

『なっ…』


何故だ?確かに必殺技を食らわせたのに…。


クリムゾンヘッド

『貴様の、その技は当たる瞬間に高めたエネルギーを爆発させてパンチ力を増幅させる技だ…』


クリムゾンヘッド

『俺は…あの時、貴様の技が、当たる瞬間にエネルギーを防御に回し爆発の威力を相殺し、ただの打撃にしたのさ…』


言うと簡単そうに思えるがそれが、どれ程難しい事か…。


完全に必殺技を破られてしまった。


クリムゾンヘッドはわざとゆっくり歩いて来る。


必殺技を、破られて更に全身傷だらけ。


満身創痍の状態だが僕は立ち上がり身構える。



今回は、宿命のライバルでありゼノンの幹部でもあるクリムゾン・ヘッドの初登場。

やっと登場させる事が出来ました。

もう少し早めに登場させるつもりだったのですが登場させる場面が無く最初の方で、紹介してたのに…。

次は短めの予定です。

でも、あくまで予定ですので…。

これからも、宜しく御願いします。

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