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1人旅〜記録〜  作者: みかん
佐敷上城(さしきういぐすく) と 玉城(たまぐすく)
4/13

佐敷上城 4

友人と来ていたらきっと引き返していた。神聖な空気


は友達とふざけ合う笑い声とはあまりにミスマッチ


なものだった。それまでふわふわと小説に出てきた場所は


どんな所だろうという知的好奇心だけを引き連れて来


た。それは子供が()()はなんで


きれいにぎょうれつをつくって歩いているんだろうと


不思議がってありを追いかけて行くような感覚である。


強張る顔と裏腹に足は歩みを止めなかった。止められ


なかった。ここから引き返す方が怖かった。坂を登り


切るとそこは森だった。正確には右斜め前に民家があ


り、道路もコンクリートで舗装されている。しかし、


森、である。いや、今まで見てきた森とは違う、


むしろ今まで私が見てきたものは森ではなかったので


はと感じるほどの植物の霊気を感じた。息を感じた。


視界を80度左に転移させると石の塊がみえた。その奥


に整備された草原があり一台の車が止まっている。辿


り着いた佐敷城跡。



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