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1人旅〜記録〜  作者: みかん
佐敷上城(さしきういぐすく) と 玉城(たまぐすく)
2/13

佐敷上城 2

98番のバスが私の向かうのバス停に着く頃、私は走っ


ていた。


「はぁ、はぁ、んんん、はぁ、はぁ、はぁ、ー。」


こんなに走ったのはいつ振りだろう。待ってー!と心


で叫びながらリュックを左右に揺らし必死の形相でバ


スに向かって突進する。横断歩道に差し掛かり青にな


るのを待つ。気持ちが焦っているからなのか信号機が


壊れているからなのか青い人が現れない。ふと若夏(う


りずん)を感じた。一瞬、時が止まった感覚になる。


いい風景だ、癒されるなぁなんて呑気に街路樹のガ


ジュマルを眺めていた。そんなとき、左手のほうに黄


色と黒の横断する人は押してくださいボタンを見つけ


た。あね〜〜!!!


急いでボタンを押した。渡りきった所でバスが私と逆


向きに赤信号で止まった。バス停を出発してしまった


のだ。その時車通りが少なく、自分が走っできたこと


もあり、バスの運転手に乗っていいですか?とジェス


チャーで伝えた。するとあちらは首を横に3回振っ


た。あまりにも無鉄砲な自分の行動が恥ずかしくなっ


た。バスと逆向きの車にその光景を見られたことが一


番恥ずかしかった。


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