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待春

作者: タマネギ

桜の花の咲く頃に

また訪ねてもいいですか。

優しい人に会いたくて、

春になれば尚更に。


時の流れを見つめてる。

あんなに綺麗な風景が

揺れていた。

風そよぐ故郷。


桜の花の咲く頃に

また思い出を語りたい。

古いアルバムを広げて、

皆に顔を見せましょう。


時の流れを遡る。

あんなに多くの人たちが

笑っていた。

おしゃべりしていた。


桜の花の咲く頃は

この山間も薄紅色。

愛しい人の面影も

春になれば懐かしく。


時の流れを抱きしめる。

あんなに好きだったこと、

告げぬまま、

今を悔やんでも。


桜の花の咲く頃に

また新しい出逢いもあり、

生きてゆくことの喜びを

自分の胸に広げましょう。


時の流れを慈しむ。

あんなに穏やかな春を

楽しみに、

桜の花、待っている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして、竹目樹本と申します。 春が恋しくなる素敵な詩を本当に有難うございました。 特に今年は厳しい寒波が来ただけに、例年よりも一層春を待ち遠しく感じます。そんな気持ちに寄り添ってくれる…
[一言] 読んでいて春の情景が目に浮かぶようです。色々な思い出が巡って、故郷への想いなのでしょうか。じーんとしてきます。
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