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異世界にきても変わらない  作者: かん
一章
3/3

怪しいが…

 俺は転生したって気づいた時、思わずにやけてしまった。


 神様から何か凄い力貰えたりとか思ったりしたが、でも結局は貰えてなかったが。


 だが俺の家は暗殺者を育てる家系だ。なら冒険者として、自由気ままに生きていけるんじゃないかと思ったんだが、そんな甘くはなかった。


 俺は舐めていた。


 異世界を舐めていたわけじゃない。


 俺の家の暗殺者の洗脳的教育を舐めていた。


 俺は手始めに冒険者になった。まず薬草集めの依頼を受けたり。依頼人の手伝い何かしてランクを一つ上げるたが…


 Gランクより上の依頼を受ける場合はパーティを組まないとダメらしいんだが…。 まあ試しに組んでみたが追い出された。


 そして結局誰も組んでくれる人もいなくて俺はソロでもいいと言ったんだが、規則でGランクまではソロでもいいが、Fランクからは最低でも一年は、パーティ組んで依頼を受けないとソロはダメらしい。


 俺がパーティ追い出されたりしたが一番の理由は恐がられるんだよな。あと面倒くさがられたり。


 商人ギルドにも行ってみたがまず信用がないとか何とか言って追い出されたり。


 そして何か面倒になり働くのを辞めた。



 俺は今スラム町を歩いているが本当どうやって生きて行けばいいか分からん。


 ふむ。誰かがこちらに寄ってきたが何のようだろ?


「旦那! あなたにいい話しがありますよ!」


 いかにも怪しい奴がきたな。だが服はこの辺の店にしては…。


「いい話って何だ?」


「奴隷いかがですか?」


「奴隷ね…」


 奴隷って制度に思う所がないと言えば嘘になる。だがこの世界では奴隷は必要だ。よく奴隷ってダメだっとか、言う人もいるが奴隷制度を辞めさせたら。


 治安も悪くなるし死人が増えるだろうな。


 そう言うのを考えるは政治家の領分だ。素人が口を挟んでも、ろくな事にならないのは目に見えている。


「あなたユウマさんでしょ?」


「何故俺の事を知っている。」


「いえあなた有名ですから」


「そうなのか?」


 そう呆れた様に奴隷商人は言うがそんな目立つ事した覚えはないが…。はて。


「あなた冒険者ギルドでチーム組めないんですよね?」


「ああ…」


 そう言われると少しイラッとくるが本当の事だし何も言い返せない。


「なら奴隷をパーティに入れればいいんですよ」


「うーん。奴隷ね…」


「奴隷は嫌ですか?」


「いや。この際奴隷は嫌だっとか言わないが金がない。」


「なら金貸しもしてるのでどうです?」


「ふむ。いくらまでなら借りる事ができる?」


「そうですね。銀貨50枚までですかね?」


「結構借りれんだな…」


「ええ。普通は銅貨30枚までですが…。旦那は色々有名なので…」


 ふむ。凄く怪しいが…。だが俺が出来る仕事って言けばやっぱり冒険者しかないんだよな。だがパーティ組まないと依頼が受けれないときた。


 なら怪しくても乗るしかないか…。まあ話しぐらい聞いてもいいだろ…。


「分かった。話を聞かせてくれ。」


「では続きは店の中で…」


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