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目覚め  作者: もんじろう
4/10

4

 ミントが答える。


 良かった。


 いつものミントだよ。


 私は少し落ち着いた。


「どうしたの? 何をしてるの?」


 私の質問にミントは首を傾げた。


「何でもありません」


 ミントが言った。


 立ち上がって寝室を出ていく。


 私はホッとした。


 何だろう、今の?


 長く使ってるから故障してしまったのかしら?


 それから今日まで、ミントの様子は一度もおかしくならなかった。


 大丈夫だよね。


 もし故障なら、ロボット販売店に行って修理しないといけない。


 でも、この様子ならその必要はないみたい。


 良かった、良かった。


 会社へ行く準備が出来た。


 服はミントがコーディネートしてくれたもの。


 かわいい。


 よし。


「じゃあ行こう、ミント」


 私はミントといっしょに家を出た。


 防犯的な意味合いもあって、通勤通学にロボットを連れていく人は多い。


 私もそうしてる。


 ミントが居てくれると、とても安心。


 会社に着くとミントは家に帰る。


 そして、私の終業時間には迎えにきてくれる。


 私は健康とスタイルアップのために、朝は一駅分歩いてる。


 火星のドーム内の空は当たり前だけど快晴。


 人工の空だから。


 コンピューターで管理された心地よい、そよ風が吹いてる。


 私とミントはビルの建ち並ぶ街中を歩いて、駅に向かった。

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