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目覚め  作者: もんじろう
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 でも、私は古いタイプのTー27に決めた。


 お金は他のことに使うのが有意義だと思ったから。


 それから3年間、私はロボットを買い替えず「ミント」とずっといっしょに生活してる。


 友達の咲希は会う度に「ええ!? まだTー27使ってるの? 今はどんどん見た目も人間に近くなってきて、すごくカッコいいのもあるよ! イケメンが良いでしょ!? 断然、イケメンだよね!!」と、やたらロボ変を提案してくる。


 私はそうしなかった。


 これだけ長い時間を共に過ごしたミントは私の中では、もう「家族」に近い位置づけになっていた。


 例え見た目が少しロボットぽさが強いとしても、ミントは私のとても良いパートナーだから。


 パジャマ姿のままでキッチンのテーブル席についた私の前に、ミントが朝食を置いてくれた。


 コーヒーの入れ方もパンの焼き加減も、ミントは私の好みを全て分かってくれてる。


 テレビのチャンネルは、いちいち言わなくても私が好きな情報番組に合わせてある。

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