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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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2話

「西原さん、どうするんですか?」


「来させる。待たせとく。戻ってくるから…颯介さん、何かやっぱ様子がおかしいもん…聞かせたくない」


「なら、俺は西原さん待ってますから…気を付けて行ってきてくださいよ?この天気ですし」


「大丈夫、大丈夫。チェーンあるはずだし」


むつはそう言うと、社用車の鍵、鞄から携帯と財布を取り出した。それをコートのポケットに突っ込むと、倉庫に入っていった。ごそごそと何かを探し出すと、山上に車を回してくると伝えて、すぐに出ていった。


「…むつさん、タイヤにチェーン巻いてくるそうです。意外と慣れてるみたいですね」


「そうだな。あいつは意外と慣れてるぞ…運転だけなら、誰よりも上手いかもしれないな」


「そんなにですか!?」


「ん、あぁ…あいつ…何だろうな。車好きってわけじゃねぇけど…ほら、バイクもさ。うちの子が、とかって言うだろ?身体の一部みたいな感じになるんだとよ」


山上はむつの運転を信用しきっているようで、コートを羽織って出ていく用意をしていた。

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