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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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2話

「まだ、誰にも話してないからって。こっちで湯野さんと話してから、また連絡をくれって…本人かどうかもまだ決まってませんから」


「事件性を感じて、先に連絡くれたってわけね。有り難いけど…先輩の強運さって何なんだろ…」


「…たぶん、俺らが聞くより先に知ってたんじゃないですか?何か、今日見たってわけでもない感じの喋りでしたから」


「かもね。この天気の中、先輩が出歩くのも変だし、その子も外に出るとは思えないし。でも…何の温存なのかしら…」


「さぁ?忘れてたとかでしょうか」


「仕事出来ない認定されるだけなのに」


「西原さんにも何か考えがあったんですって。意外と…思った事がすぐに言えない人だったりしますよ?」


「…かなぁ?頭の回転が遅い?」


「…時に慎重って言ってあげてください」


祐斗が意外と西原の肩を持つと、むつはふふっと笑っただけだった。時に慎重なのは、祐斗よりむつの方がよく知っている。そんな自信が現れているような笑みで、祐斗は少しだけ恥ずかしくなった。

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