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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

送り届ける話から、手当ての話になったが、むつは文句は言わなかった。それどころか、自ら手を差し出してはやくやってくれと言わんばかりだった。そんな様子からして、口で言うほど大丈夫ではないという事だろう。山上は、部屋のすみにある箱から、包帯やガーゼを出してきてむつの前に座った。


「…お前らがな…湯野ちゃんも含めてだ。お前らが怪我する可能性があると思って買っておいたんだ」


そんな物がこんな所にあったのか、と言いたげなむつの顔を見たからか、山上はそう言うと溜め息まじりに笑った。


「颯介さんはともかく…あたしと祐斗が来るのも見越してたの?」


「見越してたってわけじゃない。来てるってのが分かったからな。まぁどうせどんな手を使っても、来ると思ってたけどな」


「うん。管狐が協力してくれたから来れた。その点に関してだけは、凪君のおかげ」


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