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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

山神が怒った場合、どんな事が起きるのか想像でもついたのか、らせつはぐっと唇を噛んだ。どうやら、らせつは山神を怒らせた事でもあったのかもしれない。今、こうして山を離れた事だとて怒られるに決まっている。


「らせつちゃん、あのね。あたしはさ凪君…さゆきちゃんを連れ出した人間の仲間かもしれない。でもね、さゆきちゃんを何とかして、元に戻してあげられないかなって思ってる。だから、一緒に居るとらせつちゃんも危ないかもしれない…ここに居たい理由をきちんと言えないなら、帰りなさい。送るから」


優しい口調ではあったが、きっぱりと理由がないなら帰れとむつが言うと、らせつはますます唇を噛んだ。そして、うつ向いてしまった。


らせつが何か話し出すかと、むつは黙ってまっていた。だが、ややあってふぅと長く息をついて、らせつに送るから行こうと声をかけた。

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