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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「まぁ…どう話そうかな?俺が出てきた村ってのは特殊でさ、管狐持ちだけの村なんだよ。だから、ほとんどが親戚、従兄弟って感じでさ。勿論、そうじゃない管狐持ちの家もあるけど。で、元カノもそういう家系で…っても使えるわけじゃないんだ。元々はそういう家だったってだけで」


「すっごい血の濃いぃ村なのね」


「そういう事。かなりおかしな地域だと思うけど…それが普通だったんだよ。で、元カノ…当時は彼女を親父に取られたのにって、むっちゃんは言ってるけど、管狐持ちの家に産まれたからって全員が扱えるとは限らない。だから、自分の子が管狐持ちになれたら名誉でもあるんだよ。管狐が選ぶから…」


「…妖に選ばれるのね人が。管狐持ちを、憑きって言うのはそういう理由なんだね」


「あぁ、うちはわりと管狐持ちが多くてね。元カノからしたら、それが羨ましい事だったんだよ。だから、親父と…で、産まれた凪は管狐に選ばれたし湯野家の跡取りにもなれたし、あの人は立場的にもいい所を得たと」


「何だろ…ここだけで大奥っぽい、どろどろ加減がありそうな」


「そうかもね。古い土地だから…管狐持ち、管狐持ちの母親ってなると強いから。ここの土地で、だけ」


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