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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

やんわりとアドバイスを貰ったむつは、素直に頷いた。確かに、ここで山上と会えたから、当たっていたものの、むつの考えはほぼ直感のようなものでしかない。だが、聞いた事、見た物はどうしても自分の知っている物にばかり繋がってしまう。ちかげに話した、子供の事だとて、直感のようなものだ。聞いた話を鵜呑みにして動くとは思えないが、自分の考えの浅さをむつは感じさせられていた。


「…でもまぁ、それだけ物事の特徴を掴めてるって事だ。だから、関連した物が浮かぶんだろ?それは凄いぞ」


むつが落ち込んだと思ったのか、山上はフォローをするように言った。ダメ出しの後に誉める。飴と鞭を使い分ける山上に、むつは敵わないなと笑った。


「とにかく、今は休めよ」


「うん…あのさ…社長が山に居たのは分かる。でも颯介さんは何で?山の神と会えるはずは…」


「湯野ちゃんは弟を探してたみたいだな。あの山に大きな木があってな。あそこでよく雪女と会ってたそうだから」


「そうなんだ。でも、よく分かったよね?あたしと祐斗が危ないって…」

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