表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
681/1090

11話

「いや、そもそも術がかけられてるなら術者じゃないと、その術は解けないだろ。お前はほら…誘拐された時な、何かしらの術がかけられてたみいな事をさらっと言ったけど…あの時はどうしたんだ?」


「あの時は…よく覚えてない。でも、こう…何て言うか…身体の中に火を灯して…あ、腫瘍が出来たのを自分の炎で内側から焼き尽くした感じ?」


「…恐ろしい事をしたんだな。想像しただけで何か腹の辺りがちくちくする」


「気のせいだから。もう…とにかく、さゆきちゃんと凪君探さないと…って、さゆきちゃんは山の神の所?」


「あぁ、雪女たちな…俺らにたかってきた女どもが無理矢理連れて帰ったみたいだがな。また姿を消したそうだ」


「死人が出たって…噂を聞いたよ。社長も行った居酒屋で。こっから1番近いおんぼろビジホのある駅の近くのね」


「…俺が行ったのをどうやって知ったんだ?」


「居酒屋のおっさんから聞いた。胡散臭い雰囲気の男が来て、あたしらみたいに雪女の事とかを聞いてきたって」


「胡散臭いってだけで俺だと決めたのか?そりゃまた酷い話だな」


「地元民じゃない、胡散臭いってなったら社長しか思い付かないの」


「…むつ、思考の範囲が狭いぞ?周りが見えなくなるから、色々な可能性を立てろ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ