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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「嬉しい?」


「うん。だってね、祐斗はらせつちゃんを助けなきゃって思ったんだよ?自分が助かる事より、らせつちゃんを選んだの。かっこいいと思わない?」


「かっこいい?」


「うん…男らしいなって思うの。らせつちゃんは雪女で妖かもしれないけど…子供だよ?だから、自分より小さい子を守ろうとしたのって、かっこいいと思うんだ。見直しちゃったな…」


ふふっとむつが笑うと、膝の上に乗せられているらせつは、よく分からないと首を傾げた。


「そのうち分かるよ」


笑みを浮かべているむつは、らせつが無事で良かったとまた頭を撫でた。祐斗もまだ目を覚まさないが、無事であった。それが何よりも、むつは嬉しい。それに、何かあった時には颯介と山上が駆け付けてくれた事が、今は本当に嬉しかった。

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