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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「らせつちゃん、ごめんね?」


「ううっ…むつは絶対に落とさないから大丈夫だけど…あいつは落とす気がした‼」


山上の事をあいつと言い、らせつは目に涙をたっぷりと溜めて指差している。むつは助手席に座り、なだめながらその涙をコートの袖でぬぐってやった。指先は完全に、感覚もなく動きそうにもなかったからだ。


「うん、あいつ悪いやつだね。こんな可愛い子を泣かせるなんてね」


「…何だよ、むつの女ったらしみてぇな言い方。誰の影響だ?みやでも西原でも、何かムカつくな」


「社長が悪いんですよ?」


悪いやつと言われて、不機嫌そうになっている山上の事は、颯介がなだめていた。歳の差はあるし、性別も違うが、山上とらせつは似ているのかもしれなかった。

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