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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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10話

「管狐ね…」


肩にやってきた気配の主、管狐はすりっとむつの頬に身体を押し付けた。怖がっている様子はなく、甘えているようだった。


「危うく切る所だった…ごめんね」


ふわふわと毛を撫でてやり、むつが謝ると管狐はよりいっそう、身体を押し付けてきた。本当に剣先を引いてよかった。もしそのまま動かしていれば、凪の管狐を真っ二つにしてしまう所だったのだから。


「管狐は無事なのに…祐斗は?」


問い掛けても、当然の事ながら管狐は答えない。その代わりに、ぐりぐりと身体を押し付けてくる。凪の管狐が、こんなに積極的にやってくるのを不思議に思ったが、それ以上は何も思わなかった。ただ、返事のない祐斗が気になっていた。

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