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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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10話

らせつの上の雪女で、人間と行動を共にしている雪女。その言葉に、ぴんときたのはむつだけではない。


「むつさん…」


「さゆきとかいう雪女と凪君だ」


「むつ、さゆきおねぇさん知ってるの?何で?」


あっと思った時には、らせつの表情が怒ったようなものになっていた。言ったらいけない事を、どうやら口にしてしまったらしい。不機嫌にさせただけなら、まだマシだったが怒らせてしまうとは思いもしなかった。


「むつはさゆきねぇさんを連れてった人間の仲間?だから、山の中に入ってきたの?ちちが帰らせないようにしてるのは、そのせいなの?」


やばいと思ったが、どうする事も出来そうにはない。矢継ぎ早の質問に、むつは答えられずに居た。だが、なぜ下山出来ないのかも分かった。山から出れなくなったのは、山の神の仕業だという事だ。

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