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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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2話

この寒いのに3人は膝が濡れるのも気にせず、座り込んで大きな雪玉の真ん中を手で掘っている。その様子を山上は、写真に撮っていた。


「むっちゃん鼻ぐずぐずいってるよ?だいぶ、冷えてきたんじゃないかい?」


「大丈夫だし‼これが出来て、中に入ったら暖かいはずだもん」


「…外に居るつもりかい?」


「え?ちょっと入りたいもん。ねぇ祐斗?」


「はっ…はっくしっ‼あぁ寒っ」


「あ、祐斗風邪っぴきだ。か弱いね」


「動き回った後ですからね。汗も引いたら寒くもなるんですから‼だいたい、誰のせいで汗かいたと…」


「え?社長じゃん」


「むつさんが敵討ちしろとか言うから…」


むつと祐斗のやり取りを聞きながら、颯介はやはり嫌々ながらでも出てきて良かったと、2人に気付かれないように息をついていた。




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