表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
626/1090

10話

帰りは自分たちの足跡をたどればいいからと、むつは管狐を肩に乗せていた。ちかげがしたように、来るときに踏んだ雪を再度踏んで進んでいるから、かなり楽だった。そして、当然のように帰りの方が早く感じるはずだった。


来た道は分かっているし、どのくらいの距離を歩いたかも分かっている。だが、なかなか平らな道には行き着かない。額に浮かんだ汗をぬぐったむつは、眉間にくっきりとシワを寄せて空を見上げた。


「…ヤバいわね」


「どうヤバいんすか?」


いつまで経っても、景色が変わらず道が平らにならない事を祐斗も、おかしいと思っていたのだろう。むつの顔を見て、本当によくない状況なのだろうと察しをつけたようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ