表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
593/1090

10話

「むつさん、昔からの物って…」


「妖と人が共存してるのよ。うーん…これなら社長がこっちに来るのも納得かもしれないわ。社長は…さて、どっち側につくのかな?」


ふふっとどこか楽しそうに笑うむつを見て、祐斗は眉間にシワを寄せていた。山上がどちら側につくも何も、山上は社長であるのだから、よろず屋であるむつと祐斗側。颯介の味方なのではないのか。祐斗は、むつが考えている事がさっぱり分からなくなっていた。


どことなく今の状況を楽しんでいるかのようなむつだったが、再び辺りを見回した時には笑みはすっかり消えていた。その代わりに、険しい表面をしていた。


「…管狐、颯介さんのお家確認したら、凪君が雪女と会ってた場所に案内してね」


少し低くなったむつの声は、やや緊張感をはらんでいる。それにどことなく、急いでいるようでもあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ