表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
561/1090

9話

ホテルの近くで手頃な飲食物を探してみたが、地元の飲食物といった所ばかりだった。この辺は、観光客が来るような所ではないという事だろう。少し残念そうなむつではあったが、こじんまりとした居酒屋を見付けると、そこに入ろうと言った。もう歩き回るのも、疲れているのかもしれなかった。


席数も少ないし、客もそんなに多くはない。古びた雰囲気はあるが、ホテルとは違って清潔感もあるし明るい。


「…飛び込みだけど失敗じゃない気がする」


暖かいおしぼりで手を暖めたむつは、瓶ビールを頼んだ。のんびり呑んでていいのかと、祐斗は思ったがむつは何も気にしている感じはない。


「まぁメニューはどこにでもありそうなのばっかりで…仕方ないか」


「…観光気分になってませんか?」


「ご飯くらい…いいじゃん」


「食欲が戻ってるって事ですね」


にこにこする祐斗は、メニューを見ながらどれにしようかと早速悩んでるようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ