表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
560/1090

9話

「…でも、ここから駅までの間に飲食店はなかったですよね?ってなると…ホテルの近くで探しましょうか」


「…移動範囲狭いわね、あたしたち」


「今日はまだ来たばっかりですから…明日は朝から動けますし、移動範囲は広がりますよ」


「そうね。とりあえず今日は着くのが目的だしね。何か来ただけで、疲れちゃったし、ご飯食べてゆっくりしよっか」


「夜になると余計に…雰囲気出そうなホテルっすけどね」


「あたしらの仕事向きな雰囲気ね。間違っても、旅行では使いたくない」


くすくすと他愛のない話をしながら、駅に向かって歩いていくむつと祐斗。そんな2人に悟られる事もなく、少し後ろを歩いている男が、口元を手でおおいながら目を細めていた。


「…やっぱり来たか」


男は溜め息を漏らしたが、どこか楽しそうな響きでもあった。そして、きょろきょろと辺りを見回すと、車道を横切って渡っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ