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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

西原に手早くメッセージを送ったむつは、携帯をじっと見ていたがポケットにしまった。


「…2人からの連絡は?」


「無し。今回は、あたしが怒る側だわ。祐斗も怒りなさいよ?特に社長には」


「言いにくいっすけど」


「いいのよ。たまには…社長だってあの歳だもん。人に怒られるのも新鮮でいいと思うわよ」


そんな新鮮味を感じるとは思えないが、むつの言う通り颯介にも山上にも小言の1つや2つは言ってやりたい。だが、それよりも2人が何事もなく無事でいてくれたらと、祐斗はそう思っていた。むつだとて、口ではあんな事を言っていても、心配で仕方ないのだろう。祐斗にはそれがよく分かっていた。


「むつさん、それで…ここから先はどうするつもりですか?」


「とりあえず、電車1本の距離の所でホテルを取る。相部屋でいいよね?」


「はい。部屋わけると何かあった時に時間のロスが出るかもしれませんし」


「うんうん、よく分かってるわね」


そう言ったむつは車内の壁に張り付けてある路線図を見ながら、あの辺でと言いながら携帯で、ホテルの検索を始めていた。

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