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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

改札を出たむつは、立ち止まってきょろきょろと辺りを見回した。ここからは、在来線に乗り換えるのだが、バス乗り場、出口、在来線と吊り看板が1つにまとめられていて見にくい。


「…出口と在来線乗り場が同じなの?」


「新幹線の出口の方に在来線もあるって事なんでしょうね。大丈夫ですよ、出口は3つだけですから」


「普段、使わないから分かりにくいや」


「実家に帰る時に使うんじゃないんですか?」


「バイクの時もあるから…それに、うちの所は新幹線のホーム1つだし出口も1つ。在来線の乗り換えと出口とは隣り合わせで分かりやすいの」


「そこそこ田舎なんすね…」


「そうなのよ。何でも少なくて、さっぱり分かりやすいのがいいわよね」


「それもそうですね」


「さ、電車もすぐあるといいな。うちの地元ってさ、20分に1本なんだよね」


「…さっぱりしすぎてる地元ですね」


うふふ、と笑ったむつは、どこか楽しそうに在来線はあっちだねと祐斗と歩き出していた。

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