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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

西原の足にもたれたまま、むつは膝を抱えるようにして座り目を閉じていた。毛布もない西原は、むつの隣に座りこんだ。


「…寒いんだけど?」


「ベッド貸してあげるよ」


「お前居ないのに使っても仕方ないだろ。半分、毛布寄越せ。っか、こっち来い」


「1人で寝れば…っ、きゃあっ‼」


「…女の子みたいな悲鳴出すなよ」


「女の子だもん‼何だと思ってるわけ?」


西原に毛布を剥ぎ取られたあげく、膝裏に腕を回されて抱き上げられたむつは、すっぽりと西原の足の間におさまっていた。


「…可愛い女の子だと思ってるぞ?」


「もう…ってか、先輩も力あるわよね。よく、あたしなんか持ち上げられるよね」


「まぁ…ずっとは無理だけどな。たぶん祐斗君だって、そのくらいの力はついてきてると思うぞ?」



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