表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
52/1090

2話

「お前らな、雪だぞ?雪。子供は雪降ったらはしゃぐもんなんだからな。ほれ、上着着ろ」


しっしと追いやられるようにして、むつはキッチンから押し出された。手にしていたタバコを慌てて揉み消すと、よく分からないと言いながらも、顔には笑みが浮かんでいた。そして、祐斗と共にぱたぱたと倉庫に入っていき、すぐに上着を持って戻ってきた。


「寒いからな、ちゃんと上までチャック上げとけよ?って、むつそのコートはおニューか?」


ファーのついている上着を見た山上が言うと、むつはこくこくと頷いた。


「そうか、可愛いじゃんか。俺は、そういうの良いと思うぞ?似合うな。お前、見ようによっては童顔だからな。でも、仕事の時にはやめとけ。急に依頼が入って出先で汚したら嫌だろ?と、ちょっと待ってろ。えーっと…」


キッチンから出た山上は倉庫に入っていくと、ごそごそと何かを探しているようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ