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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

『はい、谷代です』


「あ‼祐斗!?明日から行くわよ‼」


『あ、えっ!?』


祐斗が電話に出ると、いきなり用件を伝えたむつは、やはりイライラしたようにタバコの煙を吐き出した。八つ当たり気味じゃないかと、祐斗を哀れに思いつつも西原は黙っていた。


「颯介さん電話出ない‼社長は電源切れてる‼お迎えに行くわよ‼」


『あ…はい…そうなんすね…何時にどこに集合っすか?』


「朝1の新幹線だから…ちょっと待って。先輩、携帯貸して?時刻表」


叫ぶだけ叫んで冷静になったのか、むつは西原の方に向かって手を差し伸ばしている。だが、洗い物中の西原の手は濡れているし、泡だらけだった。


「ジャケットに入ってるから取ってきてくれ」


「はーい」


『え?西原さんと一緒なんですか?』


「うん、夜食食べに来てる」

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