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よろず屋 -ゆきのこいじ-  作者: 幹藤 あさ
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9話

「次は社長に電話しよーっと」


気を取り直すのが早いのか、むつはすぐにまた電話をかけ始めていた。切り替えが早いのは、むつの長所だな、と西原は思いながら立ち上がるとキッチンに入った。むつが電話している間に、換気扇を回してタバコを吸いながら、スポンジを泡立てて、食器を洗い始めていた。


「ねーっ‼社長電源切ってる‼」


「おー?まじか…」


「最低っ‼祐斗と明日から2人を探しに行く‼祐斗にも電話しよーっと‼」


タバコを持ってきたむつは、少しイライラした様子でタバコを吸い始めると、また電話をかけ始めた。


「…祐君に八つ当たりするなよ?」


「しないわよ‼もうっ‼祐斗…早く出ろし!!」


八つ当たりしないとは言いつつも、すでにしそうな勢いのむつを横目に、西原は食器についた泡を流していった。

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